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宇宙ビールの味は?薫りは?……実に気になります。

人生に欠かせないものは“ビール”と“うまい飯”! というお父さんや、ビールがなくなったら生きていけない! なんて人も多いでしょう。そんなビールですが、このたび、“果たして月でビールの醸造ができるのか……?”という壮大(?)なプロジェクトが計画されています。このプランを発想したのは、米カリフォルニア大学サンディアゴ校の「Team Original Gravity」というチーム。

実は現在、民間企業による月探査レース「Google Lunar XPRIZE」が開催されており、つい先日その参加チームが5チームにまで絞られました。その中には日本の「HAKUTO」だけでなく、インドの「TeamIndus」も含まれています。それぞれのチームは、2017年中に開発した探査車(ローバー)を打ち上げ、月面を走行させ、画像や動画を地球へ送信させる予定です。

そしてTeamIndusは「Lab2Moon」という月での実験コンペティションを開催しており、「Team Original Gravity」のビール醸造実験がファイナリストの一つに選ばれたというわけ。彼らは月面でイースト菌がうまく活動できるかをテストし、最終的にビールの醸造ができるのかを試したいとしています。計画によれば、イースト菌の投入直前までの工程を地球で行い、月ではそこにイースト菌を投入することになるとのこと。これは、もし実現すればうまくいきそうな予感がしますね!

ビール好きならぜひ最後まで成し遂げて欲しいと願うこの実験ですが、決してジョーク目的でもビール好きのお父さんだけのために行われるわけでもありません。月面でイースト菌などの細菌がどう振る舞うかを知るのは、薬剤の製造や微生物を含んだ食品(焼く前のパンなど)にとっても重要なのです。さらにイーロン・マスク氏が率いるスペースXは火星への移住計画を発表しており、もしそれが実現したときには火星でのビールづくりにも応用できるかもしれません。

ちなみにTeamIndusが契約した「PSLV」ロケットは2017年の12月28日に打ち上げ予定。同ロケットには日本の「HAKUTO」のローバーも同乗します。「Team Original Gravity」はまだ最後の25チームからの選考をくぐり抜ける必要がありますが、もしプロジェクトが実現すれば宇宙への移住の足がかりになるかもしれませんね。

文/塚本直樹

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カリフォルニア大学によるニュースリリース

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