桜田さんは近年でもベスト盤が多く発売されている(写真は2015年発売の「桜田淳子 ベスト ヒット」)

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芸能活動を休止中の桜田淳子さん(58)が、2017年4月に開かれる舞台「スクリーン・ミュージックの宴」で、1夜限りの復活を果たす見通しになった。桜田さんがステージに立つのは、13年11月26日の40周年公演以来3年4か月ぶり。

この「1夜復活」を報じたスポーツ紙は「貴重な姿」と肯定的だが、様々な「異論」も出ている。

「高校時代は山口百恵派と決闘」

桜田さんの「1夜限りのステージ」は2月1日、日刊スポーツが報じた。同紙によると、

「プロデューサーの増田久雄氏(70)との縁と、40周年公演のファンの好反応に背中を押された」

ことで公演が実現することになったといい、

「92年に芸能活動を休業して以来、ステージに立つのは2度目という、貴重な姿になる」

などと期待感をにじませながら報じた。

2月2日放送の「白熱ライブ ビビット」(TBS)では、増田氏が電話インタビューに答えて

「やっぱり完全に主婦でありお母さんでしょうけども、昔のオーラというか輝きというか、それはまだまだあるな、と思いましたね」

などと今回のステージが実現した背景を説明した。

これに続き、コメンテーターとして出演していた「夜回り先生」こと教育者の水谷修さん(60)は、桜田さんの大ファンだったといい、

「高校時代にものすごく流行っていて、高校が2分したんです。山口百恵派と桜田淳子派に分かれて、百恵派は暗いんですよ。文化系が多い。桜田淳子派はね、体育会系の我々が多くて、決闘になりましてね、当然、勝ったのは我々桜田淳子派」

と熱く持論を展開していたが、コーナーの最後には一転、

「でもきっと、沢山の人が、過ぎた日の美しい思い出はそのまま、あんまり、もう出てこないでほしいと思ってると思います」

と、しんみりと話した。これには司会の国分太一さん(42)が

「最後の締めの言葉としては最悪なコメントでございました」

と苦笑いしていた。

紀藤弁護士「テレビに出すべきでない!」

別の角度から出演に否定的な声もある。「全国霊感商法対策弁護士連絡会」に所属する紀藤正樹弁護士だ。

桜田さんは92年、統一教会(当時)の合同結婚式に参加して会社役員と結婚したのをきっかけに芸能活動を休止した。統一教会は、いわゆる霊感商法への関与が取り沙汰されており、結婚報道当時は、桜田さんが「広告塔」の役割を果たしているとの批判が相次いだ。紀藤弁護士は2月3日、こういった点を念頭に、フェイスブックで水谷さんの発言を報じるスポーツ紙の記事のURLを紹介しながら、

「統一協会(原文ママ)の広告塔をテレビに出すべきでない!きちんと自分のやったことを総括をしてもらわないと」

と書き込んだ。

「全国霊感商法対策弁護士連絡会」は、桜田さんの40周年記念公演の際にも、公演が統一教会や信者の「活動を活発化させる口実となる」などとして、芸能活動再開に反対する声明を出している。