東京電力は2017年2月2日、福島第1原発2号機の調査で撮影した映像の解析から、原子炉格納容器内の放射線量が毎時530シーベルトと推定されることを明らかにした。

数十秒から1分弱で人が死に至る極めて高い値で、福島第1原発で測定した過去最大の放射線量だという。これまでに確認された最大値は、事故の翌2012年に2号機の格納容器内で計測された毎時73シーベルトだった。東京電力は3割程度誤差の可能性があるとし、今後ロボットによる詳しい調査を行うことにしている。