シーグラスが美しいロシアのウスリー湾(出典:http://siberiantimes.com)

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ロシアの極東部ウラジオストクから車で30分、ピョートル大帝湾北東に位置するウスリー湾(Ussuri Bay)は、67キロにも及ぶ美しい浜辺が広がり観光客に人気のスポットとなっている。目を引くのは「浜辺の宝石」とも呼ばれる色とりどりの美しい“シーグラス(ビーチグラス)”だ。

シーグラスとは、割れたビンやガラスのかけらが長い年月をかけて波に揉まれ、丸いガラス状になったものである。色とりどりの輝くガラスが浜辺を埋め尽くし、まるで宝石が散らばっているかのように見えるウスリー湾だが、もともとは火山性の黒い砂で覆われていた。

ソビエト時代、地元の陶器工場のトラックがやってきては不要なウォッカの瓶やガラスを捨てていったとされ、何度も波に打たれたことでガラスは美しい宝石に姿を変えた。シーグラスは人間が犯した過ちを自然が浄化した典型的な例とされ、歴史を知る上でも非常に貴重だ。このウスリー湾、決して高くはないものの入場料を払わなければビーチにアクセスできないようになっているそうだ。

『The Siberian Times』では、「湾は美しい絶壁に囲まれおり、雪が積もるとさらに幻想的な姿を見せる。雪の白と緑、青、黄色などのガラスのコントラストが見事な冬の浜辺をぜひ訪れてほしい」と紹介している。

ロシアの冬のビーチと言えば昨年11月、ボール状に丸まった巨大な雪の塊が北部の入り江の町に多数打ち寄せ、自然の脅威を垣間見る出来事として話題となっていた。

出典:http://siberiantimes.com
(TechinsightJapan編集部 A.C.)