「世界の工場」と言われる一方で、「パクリ大国」などとも揶揄(やゆ)されてきた中国だが、最近では主に家電やスマートフォンの分野で技術力を高めており、世界でも勢力を拡大するようになった。中国メディアの今日頭条は2日、中国企業の台頭が日本企業に「愛憎が入り交じる感情を抱かせるようになった」とする記事を掲載した。(イメージ写真提供:123RF)

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 「世界の工場」と言われる一方で、「パクリ大国」などとも揶揄(やゆ)されてきた中国だが、最近では主に家電やスマートフォンの分野で技術力を高めており、世界でも勢力を拡大するようになった。中国メディアの今日頭条は2日、中国企業の台頭が日本企業に「愛憎が入り交じる感情を抱かせるようになった」とする記事を掲載した。

 記事は、近年の中国企業の台頭について、ここ10年の発展で「日本を占領した」と主張。日本のスーパーや家電量販店に並ぶ製品の多くが中国製だからだという。さらに中国市場では、テレビは日立やパナソニックから中国メーカーに取って代わり、パソコンは東芝からレノボに、スマートフォンではソニーやシャープから華為技術(ファーウェイ)に、洗濯機はサンヨーからハイアールに取って代わったと指摘。

 今では、空母でさえ中国国内で製造できるため、日本の製造業で残っているのは一眼レフカメラと自動車くらいであり、「中国企業が本気を出せば10年後にはこの2つも残らないかもしれない」と主張した。

 そのため記事は、中国の製造業が「日本を超えて世界的に台頭するのは時間の問題」と主張。その理由として、中国には整備されたビジネス環境、巨大な市場という潜在的購買力があるからだと主張。中国人は常に他国の優秀な企業と自らを見比べて劣等感を抱き、「自己否定の悪循環」に陥ってきたものの、もはや中国製造業の未来を心配する必要はないと主張。西洋崇拝を捨てて中国の得意な分野を着実に伸ばし、世界最高峰を目指そうと呼びかけた。

 中国企業がここ数年で台頭しているのは紛れもない事実であり、実際、日本でもファーウェイのスマートフォン等、中国企業の製品を目にすることも多くなった。しかし、中身の部品には多くの日本製品が使用されているというのもまた事実である。基幹技術を握っている限り、日本の製造業がそう簡単に衰退することはないのではないだろうか。(編集担当:村山健二)(イメージ写真提供:123RF)