新型の「レクサス LS500」(トヨタ自動車の発表資料より)

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 トヨタ自動車の高級自動車ブランドレクサス(LEXUS)は2日、2016年の全世界販売実績を発表。NXや2015年後半に投入した新型RXなどが販売を牽引し、前年比4%増の67万7,615台と前年実績を上回り、4年連続で過去最高の販売実績となった。

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 3月にハイブリッドモデルのグローバル累計販売実績100万台を達成したほか、日本、欧州、中国および東アジア・オセアニアでそれぞれ過去最高の販売台数を記録。地域別の販売台数では、最多の中国(香港含む)が初の10万台超となる11万0,239台(前年比25%増)、続いて欧州が7万4,316台(同17%増)、以下、日本5万2,149台(同8%増)、中東3万9,581台(同11%減)、東アジア・オセアニア3万5,900台(同18%増)、北米354,813台(同4%減)、その他1万0,617台(同13%増)となっている。日本での販売台数が5万台を超えるのも初だった一方、北米は減少し、東アジア・オセアニアの販売台数を下回った。

 2016年は、デトロイトモータショーで新型ラグジュアリークーペLCを発表。映画制作会社ヨーロッパ・コープとのクリエイティブパートナーシップによるプロダクトプレイスメントを発表したほか、2015年に続きミラノサローネにおいてインスタレーションを出展するなど、クルマだけに留まらないラグジュアリーライフスタイルブランドとしての取り組みも積極的に実施。

 レクサスインターナショナルの福市得雄社長は、「2017年はラグジュアリークーペLCの発売や、フラッグシップセダンLSの発表に象徴されるLEXUSブランド変革の年」として、「お客様に驚きと感動を提供するラグジュアリーライフスタイルブランドへと進化すべく、引き続き努力」すると述べた。