写真提供:マイナビニュース

写真拡大

2016年は「VR元年」と呼ばれ、ゲームやエンターテインメント分野のみならず、多方面でVRを活用したコンテンツがリリースされた。その流れの中、GMOクリック証券は1月31日にVR体験ができるスマートフォンアプリ「GMO-FX VRトレード」(iOS/Android版)をリリースした。

金融商品とVRアプリの組み合わせは新規性があるが、なぜアプリをリリースしたのか、同社担当者に経緯を聞いた。

――FX取引用のスマートフォンアプリを、VR対応アプリとして開発した理由を教えてください。

昨年はVR元年と言われ、今後はゲームやアプリの普及が期待されています。GMOクリック証券を含むGMOクリックHDグループにおいては、エンジニア・デザイナーなどサービスを 作り出す人の割合が半数以上を占めています。そのためシステム開発を強みとしており、生活やサービスのあり方が大きく変わるようなテクノロジーやデバイスが出てきたら、それをいち早く金融サービスに取り込み、お客様にとってもっと便利で使いやすいものにしていくことが役目だと考えております。

例えば、iPhoneをはじめとするスマートフォンも我々の生活を大きく変えましたが、GMOクリックHDグループ(※フォレックストレード:現在はGMOクリック証券が吸収)は国内で一番最初にFX取引アプリをリリースしました。

――新しい技術への挑戦が動機だったということですね。

ただ、新たなテクノロジーやデバイスは次々と出てきますが、根付くものは少数であるため、残るものを見極める必要があります。つまり、VRは将来的に金融サービスのあり方を大きく変える可能性があると判断し、まずFXで活用することにしました。

――アプリの開発環境について教えてください。

Unityで開発を行いました。アプリはAndroidとiOSで、無料でご利用いただけます。

――視線での操作は大変手軽ですが、買いの上限設定などはできますか?

買い売り共に100万通貨が上限となっております。

――トレーディングルームのデザインやアシスタントを務めるキャラクターなどから、男性に向けた印象を受けますが、御社のFX取引ユーザーのボリュームゾーンは?

30代〜40代男性が半分以上を占めます。

――今後、アシスタントキャラクターの選択肢が増えるご予定はありますか?

今のところ予定はございませんが、お客様からご要望いただいた場合は検討したいと考えおります。

――今後の展望について教えてください。

VRアプリを金融の分野でリリースするのは初めてになるので、まずはお客様の声をお聞きして、次を考えていきたいです。

ただ、ネット証券で店舗を持たない当社グループにとって、VRは将来的な可能性は大きいと考えます。AIと組み合わせれば、投資アドバイスや投資教育などもVRアプリ上でできるようになり、対面取引の良さも取り込むことができます。個々のお客様にマッチしたポートフォリオを、VRの中でバーチャルスタッフと会話しながら作っていくなど、低コストで、リアル店舗のメリットをお客様に提供 できるようになるかもしれません。

VRなどを金融サービスに上手く活かすための開発ノウハウを独自に身に着けること、それを、エンジニア集団である当社グループの強みにしていきたいと考えております。

――ありがとうございました。

(杉浦志保)