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ネットアップは2月2日、都内のホテルでプライベートイベント「NetApp Innovation 2017」を開催した。午前の基調講演では、米NetApp アジア太平洋地域プレジデント 兼 シニア バイス プレジデント リック・スカーフィールド氏がデータを貨幣に例え、データを上手く活用し、企業価値を高め、競争社会を勝ち抜いていく必要があると訴えた。

リック・スカーフィールド氏は冒頭「今日はすべてがシームレスに統合されており、エンタープライズITを使って、グローバルでテクノロジーの変革をしていかなければらない」と強調。

そしてそのためのデータ活用の重要性を訴え、「企業はデータと最先端のテクノロジーを活用して効率を高め、顧客からの新しい要求に応えていかなくてならない」と語り、「ネットアップは、データが新しい経済の中の通貨であることをわかっているため、引き続き変革の中のリーダーであり続けることができる」と自信を見せた。

ただ、データ量がますます増加しおり、種類や増加スピードも増している。

これに対して同氏は「今日はデータの氾濫に直面しており、モバイルデータは過去10年間で4000倍に増えている。そして、2020年までに一人あたり毎秒1.7MBの新しいデータが生成されるようになる。データから得られる洞察はチャンスをもたらすため、データの中から洞察を引き出せば、変革や生活に革新をもたらす」と、データには貨幣ほどの価値があると説明した。

そして、「そのためにわれわれはDataFabric戦略を提唱している。DataFabricはデータの価値をデジタルエコノミーの通貨として利用する戦略だ。これによってシームレスなデータ管理を提供する」と、氾濫するデータに対する同社の戦略を語った。

DataFabricはデータがオンプレミスにあっても、クラウドにあっても、それらを一元的にセキュアに管理しようとするものだ。

では、同社はDataFabricをどう進化させていくのか?これについては、米NetApp シニア バイス プレジデント CTO マーク・ブレグマン氏は次のように説明した。

「現在、IoTなどの新しいテクノロジーが導入されている中では、他社のシステムやクラウドなど、さまざまなシステムを統合していく必要がある。われわれはデジタルエコノミーの中で、すべてのデータを保護し、サポートしていきたいと思っている。DataFabricのビジョンをさらに進化させていくことをわれわれは考えている。さきほど、リック・スカーフィールド氏はデータの氾濫について説明したが、これに対してわれわれは、データマネージメントの機能を提供することで対応しようと思っている。基本的にはソフトウェアだ。それによって、ユーザーはデータがどこにあっても、どのストレージシステムを使っていたとしても、データを自由に使うことができる。データがクラウド、オンプレミス、他社のシステムにあっても、データにアクセスできるようにしていく。こういったことは、1社で実現することは難しいため、パートナーのエコシステムを構築し、プラットフォーム上で連携しながらサービスを提供していく。われわれはDataFabricをエコシステムという形で提供しようとしている。データこそがビジネス変革の基礎となる」

同氏はDataFabricを進化させる目的として、「ITインフラの簡易化と刷新」「業績の拡大と促進」「データとコンピューティングをどこからでも活用」という3つがあるとした。

そして、これらを実現するために「系統立てた進め方」「異機種混在環境に対応」「APIをセット提供する」ことを行っていくという。

(丸山篤)