塚本晋也、モキチ役で壮絶ダイエット!

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巨匠マーティン・スコセッシ監督が遠藤周作の小説を映画化した『沈黙-サイレンス-』(公開中)のトークイベントが2月2日にROUTE BOOKSで開催され、塚本晋也と映画評論家の森直人が登壇。劇中で敬虔な信者・モキチ役を演じた塚本が、体重を「40キロ台にした」と壮絶ダイエットに挑んだことを明かした。

【写真を見る】塚本晋也、アンドリュー・ガーフィールドとも共演!祈るような気持ちを込めて熱演した/[c]2016 FM Films, LLC. All Rights Reserved.

本作はキリシタン弾圧下の長崎を舞台に、長崎に潜入した若き司祭が目撃する日本人信徒の苦悩を通して、人間にとって本当に大切なものは何かと問う歴史大作。会場には47名が集まり、遠藤周作の原作本について熱く語り合う「読書会」を開催。その後、塚本によるトークショーがスタートした。

スコセッシ監督の大ファンであり、「スコセッシ監督は神と言ってもいい。スコセッシ教の信者」だと言う塚本。オーディションに受かったことにも感激しきりで、過酷シーンにも「殉教覚悟」で身を捧げる思いで挑んだ。海の中で磔になるシーンは「脚本を読んだ時にちょっと危険だなと思った。僕は意外に怖がりなんです」と胸の内を明かしつつ、「『よく頑張ったね、塚本くん』と言われて死ぬところを想像したりして。それでもいい、やろうと思った」と監督への愛たっぷりに語っていた。

さらに自身が監督を担い、飢餓状態の兵隊を演じた『野火』では「53キロくらいまで痩せた」と告白。「『沈黙』ではいいものを食べていなくて、歯もボロボロの役。アメリカの栄養士さんの指導のもと、40キロ台まで落とした」と明かすと、会場からもどよめきが起きた。「あばらが見えるシーンでやっとその成果が見せられた。それまでボテボテの服を着ているので、あまり効果がわからない」と会場を笑わせつつ、「ダイエット本を書けるかも」と話していた。

観客からの質問にも答えたこの日。モキチが賛美歌を歌うシーンについて話が及ぶと、「歌うとは脚本に書いてなかった」と明かす一幕も。塚本は「歌を一生懸命歌えば、そういう時代があったんだと体感としてわかる。必要だと思って、手紙を書いたら採用された」と自身のアイディアによって変化したシーンについて語り、これには観客も驚愕。「俳優の持ち味やアイディアが露骨に反映される。役者にとっては本当に頑張りがいのある場所」とスコセッシ組の特徴を明かしていた。【取材・文/成田おり枝】