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ネットアップは2月2日、都内で記者会見を開き、オールフラッシュストレージであるNetApp All Flash FAS(AFF)の最新製品「NetApp AFF A200」ならびに「NetApp AFF A700s」を発表した。提供開始は2017年度第4四半期(2〜4月)を予定しており、各製品は日本国内のネットアップのパートナーを通じて提供する。

エントリーモデルのAFF A200は、大規模企業での利用にも対応できるパフォーマンスを有し、IT予算が限られる中小規模企業でも、オールフラッシュ環境に移行できるほか、コンパクトな2UのフォームファクタにSSDを内蔵している。NAS用途では2〜8ノード(HAペア×4)、最大SSD数が576、最大物理容量(オールフラッシュ)が8.8PB/7.8PiB、実効容量が35.9PB/31.9PiBで、SAN用途も同様となる。

一方、ハイエンドモデルのAFF A700sは大規模企業に必要とされる高いフラッシュ密度とパフォーマンスを4Uのコンパクトなフォームファクタで実現し、企業アプリケーション、分析、クラウド統合などの要件の厳しいワークロードに対応が可能。また、フラッシュ密度やストレージ効率化の機能を通じて、データセンター内のストレージ設置面積、消費電力、冷却コストの削減が可能なことに加え、最新のSPC-1の結果では240万SPC-1 IOPSで、平均レスポンスタイムは0.69ミリ秒を達成しているという。

NAS用途では2〜24ノード(HAペア×12)、最大SSD数が1440、最大物理容量(オールフラッシュ)が22.0PB/19.6PiB、実効容量が87.8PB/78.0PiB、SAN用途では2〜12ノード(HAペア×6)、最大SSD数が720、最大物理容量(オールフラッシュ)が11.0PB/9.8PiB、実効容量が43.9PB/39.0PiB。

すでにNetApp AFF Aシリーズはミッドレンジモデルの「NetApp AFF A300」と、ハイエンドモデルの「NetApp AFF A700」がラインアップしている。今回の2製品の投入により4製品に拡充し、大規模環境向けのフラッシュ基盤から中小規模企業向けシステムまで対応が可能となる。

新製品の説明を行ったネットアップ 技術本部 コンサルティング システムズ エンジニア部 部長 神原豊彦氏は「大容量への対応、クラウドとのデータ連携をはじめとしたニーズに対し、われわれではストレージOSであるONTAP、ハードウェアを含めたプラットフォームを機能拡張することで、高信頼性・高性能化に取り組んでいる。一環として、顧客のデータがストレージ装置に格納される前に、データの容量を小さくするインライン効率化などを行っている」と述べた。

同シリーズは、1ミリ秒未満のレイテンシでクラスタあたり最大700万IOPSを実現。前世代のAFFシステムと比較した場合、半分のレイテンシで2倍の処理を実行できるほか、40GbEと32Gbファイバチャネル接続の両方を提供し、フラッシュの高速化が進むにつれてネットワークからストレージへ移動しつつある帯域幅のボトルネックを解消するという。

また、次世代のSSD接続規格であるNVMeにも対応したアーキテクチャにONTAPを搭載。さらに、SSDの実効容量が増加したマルチストリームの書き込み(MSW)SSDを採用していることに加え、15TBのSSDにも対応している。

(岩井 健太)