By Fortune Live Media

世界最大の投資持株会社であるバークシャー・ハサウェイの会長兼CEOを務めるウォーレン・バフェット氏は、投資の世界で神様とたたえられる人物です。メディアでは投資で成功し続けてきたバフェット氏の功績ばかりが語られますが、バフェット氏の家族やプライベートに焦点を当てたドキュメンタリー番組が放映予定で、その予告編が公開されています。

“Becoming Warren Buffett,” the Man, Not the Investor - The New Yorker

http://www.newyorker.com/business/currency/becoming-warren-buffett-the-man-not-the-investor?intcid=mod-latest

ドキュメンタリー番組「Becoming Warren Buffet」では、倒産間近という経営状況のため市場からは価値を低く見積もられている「シケモク株」でどのように利益を出すのかをベンジャミン・グレアム氏から教わった話や、バークシャー・ハサウェイの副会長を務めバフェット氏と長い付き合いがあるチャーリー・マンガー氏の話が登場します。しかし、同ドキュメンタリーがスポットを当てているのは、投資家として世界に名をとどろかせるバフェット氏と、それを支える家族との関係であり、バフェット氏のプライベートが大きなテーマになっています。

Becoming Warren Buffett (HBO Documentary Films) - YouTube

マクドナルドのドライブスルーで朝食を買うバフェット氏。



バフェット氏は1996年にマクドナルド株を購入し、1999年には売却。バフェット氏はコカ・コーラやジレットといった銘柄を半永久的な競争力を持つとして今でも保有していますが、マクドナルドに関しては売却を後悔しているそうです。



バフェット氏は1人でゼロから会社を立ち上げ、フォーチュン500のトップ10に入った唯一の人物。



「子どものころから数字で遊ぶのが大好きでしたし、すごく楽しかった」



「僕の人生には2つのターニングポイントがあります。1つは母から生を授かったとき、そしてもう1つはスージー(元妻)と出会ったときです」と語るバフェット氏。



「僕は偏ったというか、バランスが取れていない人間だった。そのバランスを取れるようにしてくれたのがスージーなんだ。僕が稼いだお金をスージーが慈善基金団体の運用に充てる。それで僕の仕事の99%が社会に還元される」



スージー氏は惜しまれながらも2006年に他界。バフェット氏はスージー氏から紹介されたというアストリッド・メンクス氏と2006年に再婚しています。



ドキュメンタリーにはビル・ゲイツ氏も登場。ゲイツ氏と妻のメリンダ氏によって運営されているビル&メリンダ・ゲイツ財団は2006年にバフェット氏から300億ドル(当時のレートで約3兆6000億円)もの寄付を受けたことがあります。これも元妻スージー氏の影響を受けたバフェット氏だからこそできたこと。



この寄付についてバフェット氏は「とても簡単な決断だった。人類の問題は、最も優先して解決しなければいけないからね」と話しています。



ビジネスだけでなくプライベートの側面からもバフェット氏に迫るドキュメンタリー「Becoming Warren Buffet」は、記事作成時点ではアメリカのHBOで2月2日から放送予定。日本でも放映されれば多くの投資家の興味を集めそうです。