意外と知らないサービスロボットの最前線。2月からは成田空港にガイドロボットが実験導入

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近年、さまざまな人間型ロボットが製作され注目を集めています。中でも今後大きく期待されているのが、施設や観光地などの受付や案内といった「接客」を担当するサービスロボットやコミュニケーションロボットの分野。今回は、そんなサービスロボットの最前線をご紹介します。

未来を感じさせるさまざまなサービスロボットたち

まずはIT機器のレンタル・リースを行っている『オリックス・レンテックス』が、法人向けレンタルサービスを開始する予定のサービスロボット未来まどかです。

先日行われた『ロボデックス2017』でもブース展示され注目を集めました。知能ロボット学研究室の室長・石黒浩氏が技術顧問を勤めている『A-Lab』が製作。A-Labは昨年末話題となった夏目漱石アンドロイドなども手掛けています。

参考記事:漱石アンドロイドがついに完成。二松学舎大学と大阪大学石黒研究室の共同開発、特別教授として授業に活用

顔や関節など47カ所が可動し、人間のような動作や表情を作り出します。受付だけでなくプレゼンテーションなども可能で、今後法人向けレンタルサービスを開始する予定なのだそうです。

すでにテーマパークにも配置されているアクトロイド



個性的なロボットが各メーカーから登場していますが、中にはすでにテーマパークなどに配置され、仕事をしている例もあります。例えば『ココロ』が手掛けている「アクトロイド」と呼ばれる精巧な人間型ロボットは、テーマパーク『ハウステンボス』の『変なホテル』で訪れる人々の対応をしています。

そんな「アクトロイド」の最新モデルが、先日行われた『ロボデックス2017』で展示されました。協栄産業と共同開発したもので、「笑顔で受付対応」をしてくれます。会場でも、まるで本物の人間のようなナチュラルな動きに注目が集まりました。

1/18ロボデックス・ココロアクトロイド

nakata bonbeさん(@nakatabonbe9660)が投稿した動画 - 2017 1月 30 1:40午前 PST

▲この手の顔がタイプという男性も多いのでは!?

ココロの担当者によると、アクトロイドは動作にエアサーボという独自技術を使っており、コンプレッサーの設置場所を確保する必要があったそうです。

しかし今回展示されたモデルでは、コンプレッサーを使わずに一般的なコンセントにつなぐだけで動く電源サーボというシステムを用いているため、ホテルの受付スペースなどの狭い場所にも設置可能になりました。

また、これまでのアクトロイドと異なる点として、案内に必要のない手の動作などの機能をオミット(除外)していることも挙げられます。

今回展示されていたアクトロイドは、2月に成田空港で導入実験が行われる予定。公共の施設でロボットが接客する姿を見る日も間近です。

ロボデックスでは漢字を滑らかに書く書道ロボットなども展示されていました。美人な受付ロボットだけでなく、こうしたユニークかつ便利なロボットたちにも注目すべきですね。

日々進化しているコミュニケーションロボットの分野。このままいけば、人間と全く変わらないクオリティのロボットが作られることもそう遠くないかもしれません。いずれは誰にも気付かれないことの実証実験、なんて出来事も起こるのではないでしょうか。