探偵歴10年以上、浮気調査に定評があるリッツ横浜探偵社・山村佳子が目撃した、男と女の浮気事情をご紹介。

パートナーがいる男女の恋愛の詳細について、多くは語られないものです。気になるその詳細を美人探偵・山村佳子が事件簿から解説します! 

浮気がバレた後の夫婦関係、浮気調査のポイントはどこなのかも紹介。

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今回の相談者・安達久美さん(仮名・35歳)は、結婚5年ですが、すでに私たちの探偵事務所に3回も依頼してくださったリピーターです。彼女は、有名な私立大学を出て、中堅の貿易会社で働いている堅実女子。雰囲気は、PUFFYの由美ちゃんに似ています。目鼻立ちがハッキリしていて、意思が強くて、女性から信頼されるタイプです。

5年間で3回も浮気をした旦那様は、トヨエツ(俳優・豊川悦司さん)に似ている超イケメン。久美さんと同じ35歳で、バツイチです。仕事もできるようで、調査に入った時も、いつも颯爽としていて、フランスのブランドのブリーフケースを持ち、靴はいつもピカピカで、相当カッコいい。

久美さん夫妻は、都心に近い東横線沿いのニュータウンにマイホームのマンションも購入し、夫婦そろって順風満帆ですが、旦那様には元妻が忘れられないという“大きな欠点”がありました。

久美さんが私たちの事務所に来たのは、1月のある寒い日。キャリアブランドの黒のチェスターコートに、フランスブランドの家紋柄のトートバッグを持って、相変わらずカッコいい。ロングヘアをおだんごのようにくるくると丸めて、無造作にまとめているのも、フランス人女優のブリジット・バルドーみたいでステキです。

美人の妻がいながら、不美人の元妻と浮気を繰り返すのはなぜだろうか……

「佳子さん、また夫が浮気しているみたいなんですよ。帰宅が遅くなったし、スマホを持ってトイレやお風呂に入るようになったし……夫は、“防水ケースを買ったら、お風呂でマンガが読めるようになったからだよ”と言っているんですけど、あいつ、お風呂場にカギをかけているんですよ。絶対に連絡を取っていますよ……あの元嫁と!!!」

前回の旦那様の調査1年前。彼は元の奥さんの家に週末に通っており、明確な男女関係の証拠は得られなかったものの、かなりグレーという感じでした。元奥さんは外資系の建材メーカーに勤務している女性で、東京・目黒エリアのマンション在住。彼女が住むマンションはエントランスが小さく、裏口、表口、ゴミ置き場からの通用門、自転車置き場からの出口があり、張り込みが難しかったことを覚えています。

「あれも、結局、家デートしかしていませんでしたからね。何度も尾行されているから、夫も警戒して怪しまれるところに行かなくなっています。過去3回の浮気が、3回とも相手が元嫁っていうのが、マジヤバい。私は、絶対に顔が良くて稼ぎがいい夫を手放しませんからね。入籍してしまえばこっちのもんよ。一応、夫からは“今度、探偵に調査させたら、離婚を考えるかもしれない。どうして信じてくれないんだ”とか甘いコト言ってますけど、人間なんて見慣れている女を好きになるもんですよ。でも元嫁、ブサイクなんですよね。なんであんな女がいいんだか、まったく意味不明です」

旦那様は、最近、仕事が忙しいとのことで、アメリカやアジアに出張が続いていることも疑わしいと続けます。

「あの元嫁の会社の本社が、アメリカだから2人で示し合わせて行っているかもしれません。私は絶対に離婚しませんからね。自分で稼げるから、慰謝料なんて欲しくないし。あの2人が私を苦しめただけ、苦しめ返してやりますよ」

久美さんは、ホンネのぶっちゃけトークをしながら、私達調査依頼をしました。

旦那様は犬好きだが、久美さんとの生活ではペットを飼ってはいない。

※本連載はプライバシーに配慮し、体験内容を変えない程度に一部書き換えています。

結局、元妻と久美さん夫婦が3人で話し合い!? 美女のプライドをこなごなにした、おブス女の正体は?〜その2〜に続きます。