iPhone / macOSの「メモ」アプリで文字化けが起きる理由と、どう使いこなせばよいのか

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使い始めると意外に便利なのがiPhoneの「メモ」アプリだ。
といっても、あまり使い込んではいない場合、
・iPhoneで作成したメモの同期がうまくいかない
・AirDropでMac Book側に読み込んで開くと文字化けした
など、ちょっとビックリしてしまうことがある。

ここでは「メモ」アプリの基本をおさらいしておこう。

◎「メモ」アプリのファイルが文字化けしてしまうのは?
Mac Book側でメモを読み込み、編集したい場合は、AirDropで転送するのが一番手っ取り早い。しかし、これはかなりの確率で文字化けが起こる。

iOSとMacOSの内部的な文字コードはUnicode8で文字化けは起きないはず、とたいていの人は思っているだろう。もちろん、うまくUnicode8を判別し、正常に開く場合もある。
しかし、多くの場合は、正しくない文字コードと判別されて文字化け状態になってしまう。


同じ「メモ」アプリで作成したのに、この違いはどうしてだろうか?



同じ「メモ」アプリで作成したのに、この違いはどうしてだろうか?


ウェブが始まったばかりの頃は、いま以上に文字コードの混乱があった。
当時は、文字化けしてしまったサイトのエンコードを指定してリロードしたものだ。
「メモ」アプリでの文字化けも、状況としてはそれと同じで、Macに転送したメモのファイルを開く際、エディタなどのアプリケーションは自動的に文字コードを判別する。
つまり「判別する」しかないから、判別を間違ってしまうと文字化け状態が起こってしまうのだ。

もちろん文字化けしても、エディタで文字コードを指定し直して開けば、文字化けは解消できる。しかしながら使い方としてスマートではないし、不要なコードがゴミのように残ってしまう。

では、どうするか?

・「メモ」アプリは"同期"で使う

のだ。

◎「メモ」アプリはiPhoneと母艦Macの"同期"で使う
iPhoneと母艦Macでメモを共有するなら、「メモ」アプリを"同期"させて使うのがスマートなやり方だ。
もちろん「メモ」アプリ上で共有したメモは、当然だが文字化けせずに正常に開く。

そもそも「メモ」アプリで作成したファイルの拡張子は「.notesairdropdocument」で、これはデフォルトでアプリケーションに関連付けされていない。
Mac側でダブルクリックして開こうとしてもアプリケーションを選択するようと言われてしまうのも、このためだ。同期して「メモ」アプリで表示するのが前提になっているのだ。

デバイス間で同期する際、わかりにくいのがiPhone上の「メモ」アプリの保存先だ。
異なるデバイス間で読めるようにするには、保存先アカウントを相手のデバイスで同期設定した場所にしておかなければならない。

通常の使い方をしていても、デフォルトでICLOUD、IPHONE、I.SOFTBANK.JPと、3つは紐付けられているはずだ。このIPHONEアカウントのメモはいわゆるローカルにあたり、ほかのデバイスから見えない(もちろん、メモは後から移動できるが)。

つまりは、同期させたアカウントをデフォルトの保存先にしておけば、あとはストレスなく使えるということになる。

とはいえ、「メモ」アプリからPDFファイルの書き出しは可能だが、テキストファイルとして書き出すことはできないので、エディタで編集したい場合はコピー&ペーストで新規ファイルとすることになる。

アカウントで同期するのがよいのか?
AirDropで単体で転送するのがよいのか?

これは、やはり用途により異なる。
本当にちょっとしたメモなら「メモ」アプリで共有すれば十分だし、反対にiPhoneで移動中に何か長い文章を書きため帰宅後にMacできちんと編集したい用途では、やはり専用のエディタツールで開いたほうが早い、となる。

最終的には目的と好みでの使い分けになるが、「メモ」アプリ利用の注意点として、最低限、上記をおさえておこう。
さらに、macOSの「メモ」アプリでは個別の相手を指定してメモを共有できるようになっており、Evrernote的な使い方も可能になっている。




なお、文字コードの話になるとかなり複雑になり、話も横にそれてしまうので、ここでは深追いしなかったが、
・文字コードが複数ある
・システム、アプリにより異なる文字コードを利用する
・事前にファイルの文字コードを提示する方法が統一的に決っていない
・アプリケーション側で文字コードの判別処理をする
ことから文字化けは起こるため、この先も文字化けという現象がゼロにはならないだろう。


大内孝子