春を思わせるお天気と気温の日から翌日はまた真冬日になったりと、気温差の激しいここ数日ですが、体調管理は万全でしょうか。さて、七草粥や小豆粥など食を通して無病息災を祈る行事と同じように、旧暦2月2日は二日灸をしてそれを祈る習慣があります。現代では身体のメンテナンスに意識のある方が使うようなイメージのあるお灸ですが、かねてより俳句の季語として日常的に使われるほど身近な代替医療・予防医療であったお灸。特に、旧暦2月2日にするお灸は他の時期に行うものよりも格段に良い効果が期待できると考えられてきました。それを二日灸と呼びます。さて、今回はそのお灸についてご紹介いたします。

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七草粥・小豆粥につづく、二日灸で念押しの健康祈願!!

旧暦2月2日、この日にお灸をすえると通常の倍もの効果が期待できるだけでなく、その年を無病息災で過ごせるという言い伝えがあります。旧暦の2月2日は旧正月にあたり、つまり、新年のお灸初めということになります。七草粥や小豆粥などの食を通した無病息災祈願と合わせて、身体のツボからそのアプローチを重ねれば、さらなるだめ押しの健康祈願と言えそうですね。そして二日灸とは、冬のこの時季だけでなく、夏の旧暦8月2日のそれも二日灸と呼び、より効果が期待できる時期とされてきました。気温の高低が強くなる時期だからこそ、メンテナンス効果が感じられやすいとも考えられるのではないでしょうか。


時節にあったツボ!? で無意識の不調もカバーする!

せっかくお灸をすえるならば、体調にあったツボに当てたいものですが、自覚症状が薄いという方も多いのではないでしょうか。そこで、一般的にその時節に陥りやすいと言われている体調に効果が期待できるツボに焦点を当てることをオススメします。例えば、この季節に気をつけたいのは「冷え」。冷えは血行不良を起こし、それが原因で肩こりや腰痛を引き起こしやすくなったり、肌の調子がイマイチであったり、疲れが取れにくいなど、原因がそれと気付きにくい症状として出やすいのではないでしょうか。今こそ気をつけたい冷えには足の裏の「湧泉」というツボが効果的です。湧泉は土踏まずの少し上の中央にあります。足指を丸めて、凹んでいる箇所がその位置です。お灸をすえる時間がない方は、ここに手の親指で3秒間強く押し、緩め、を繰り返すだけでも違いが感じられます。しかもこの湧泉というツボは、湧泉という言葉の通り、元気の泉が湧くポイントで、疲労回復にも良いとされています。身体を温めておくことは健康維持の基盤でもありますので、特に症状がない方でも、日々のメンテナンスにおすすめです。気温の高低差はもちろん、これから春を迎える季節の変わり目は心身を整えることが難しいからこそ、意識しておきたいですね。