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Bleeping Computerに1月29日(米国時間)に掲載された記事「Ransomware Infects Electronic Door Locking System at Austrian Hotel|Bleeping Computer」が、オーストリアの四つ星ホテルのコンピュータがランサムウェアに感染し、同ホテルの電子錠ロックシステム、予約システム、キャッシュデスクシステムが影響を受けたと伝えた。感染によって電子ドアロックシステムがダウンしたほか、新しい電子鍵の発行ができなくなったと説明している。

電子錠は防災の観点から部屋の内部からはドアが開けられるように設計されている。また、電源供給が失われた場合もドアが開けられるような機能が実装されており、今回のランサムウェア感染で部屋に閉じ込められた顧客は存在しないとしている。

ホテルはランサムウェアの要求通り、身代金約1500ユーロの支払いに応じることを選択したとしている。ホテル側は電子錠システムを従来のクラシックな鍵に置き換える計画とされている。

ランサムウェアは収益が見込めることから、攻撃者によって利用される傾向が強まっている。研究者やセキュリティベンダーはランサムウェアの要求する身代金を支払わないほうがよいと指摘しているが、ランサムウェアに感染した企業の半数が身代金を支払うほうを選択することも先日明らかになっている。

(後藤大地)