31日、韓国と中国が米国の最新鋭地上配備型迎撃システム「高高度防衛ミサイル」の韓国配備問題で対立する中、国際クルーズ船会社MSCは、中国・天津から韓国を経る航路を1〜2月、通常比で3回減らし、日本に変えることにした。資料写真。

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2017年1月31日、韓国と中国が米国の最新鋭地上配備型迎撃システム「高高度防衛ミサイル(THAAD)」の韓国配備問題で対立する中、国際クルーズ船会社MSCは、中国・天津から韓国を経る航路を1〜2月、通常比で3回減らし、日本に変えることにした。3月以降も運航再開は困難な状況だという。韓国・聯合ニュースの中国語ニュースサイトが伝えた。

韓国や日本へ寄港する国際クルーズ船乗客のほとんどが中国人観光客だ。THAAD配備に反対する中国政府は昨年、低コストの旅行根絶を名目に、昨年11月から今年4月まで、韓国行きの旅行客数を20%ほど減らすよう中国の旅行会社に指示したとされ、韓国行きクルーズ船の運営も容易ではなくなっている。

注目すべき点は、韓国の航空会社が中国で申請した1〜2月の韓国行きチャーター便の運航を中国当局が不許可としたことと時期が重なることだ。

業界関係者は「中国から韓国を経て日本に立ち寄る場合、書類上の寄港地が韓国と記録されるため運航が許可されないという話を聞いた。日本から韓国を経て中国に戻る場合は書類上の寄港地が日本なので運航が許可される。業界内では韓国を狙ったものとの認識が一般的だ」と述べている。

昨年末、プリンセスクルーズの中国人ゲスト向け豪華客船「マジェスティック・プリンセス」は韓国行きを13回から11回に、NCLの「ノルウェージャンジョイ」は8回から5回に減らしている。これらクルーズ船には平均1500人以上の乗客がおり、地域経済への貢献が大きいことから、釜山などの観光産業への影響が懸念されている。(翻訳・編集/柳川)