大手キャリアのユーザーからすれば信じ難いほど安い格安スマホ。安さの理由やメリット・デメリットなどの基本情報をおさらいしよう(写真はイオンモバイルの店舗) Photo:Rodrigo Reyes Marin/AFLO

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「格安スマホ」に注目が集まっている。テレビCMで盛んに目にする「スマホ月額使用料1980円〜」のうたい文句や、SNS閲覧分はデータ容量に含めないなど、各社独自の料金プランを打ち出し、もはやdocomoやSoftBankなど大手キャリアに迫るほどの勢いだ。どうして安いのか、今までのスマホと何が違うのか。なんとなく今さら人には聞きにくい、格安スマホの基礎知識をガジェットに詳しいジャーナリストの熊山准氏に教えてもらった。(文/藤野ゆり[清談社])

大手キャリアで何年も
同じ端末を使っている人は「最悪」

「最初に言っちゃうとスマホユーザーで一番最悪なのは、大手キャリアで何年も同じ端末を使って、一定の金額をだらだら払い続けている人でしょう。分割で料金に組み込まれていた端末代もとっくに払い終わっているのに、なぜか月額料金が安くならない、それどころか高くなっている、というパターン。そういう人にこそ、格安スマホはおすすめです」(熊山氏)

 確かにキャリアの携帯は長期で同じ端末を使い続けても、あまり安くなる印象はない。毎月の料金もバカにならないため、格安スマホに注目が集まるのも当然だろう。

 しかし、大手携帯会社である3社の料金がほぼ一律なのに対して、なぜ格安スマホだけ格段に料金が安いのだろうか?そのカラクリは通信回線の仕組みにあるのだという。

「格安スマホといわれるものは、格安SIMが入ったスマホ端末のことを指します。この格安SIMを提供しているのが、Y!mobileやUQmobileなどの通信事業者です。これらの事業者はMVNO(Mobile Virtual Network Operator)と呼ばれています。ドコモ、au、ソフトバンクといったMNO(キャリア)が、基地局などの設備を自前で保有し通信サービスを提供しているのに対して、MVNOはキャリアにお金を払って回線を借り、サービスを提供しているんです。つまり、自社の設備を保有していないから安いわけです」

 さらに全国各地にショップがあり、それぞれカウンターを置いているキャリアと違って、MVNOにはほとんどショップがないという特徴がある。

「全国にショップ展開をすれば、当然、莫大な店舗代や人件費がかかります。MVNOはその点コストがかかりません。これも月額料金を抑えられる理由です」

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