1日、韓国メディアによると、韓国で14年4月に発生した旅客船セウォル号惨事当時に国家安保室の次長を務めていた大統領府の金奎顕外交安保首席秘書官が、「セウォル号惨事の責任が朴大統領にあるとは言えない」と主張した。資料写真。

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2017年2月1日、韓国・YTNによると、韓国で14年4月に発生した旅客船セウォル号惨事当時に国家安保室の次長(次官級)を務めていた大統領府の金奎顕(キム・ギュヒョン)外交安保首席秘書官が、「セウォル号惨事は船舶会社と海洋警察庁のミスに、急速に進行した事故が複合して起きた惨事であり、朴大統領に責任があるとは言えない」と主張した。

金首席は同日、憲法裁判所で開かれた朴大統領に対する弾劾審判の10回目の弁論で、「セウォル号惨事当日の午前10時30分ごろに朴大統領が海洋警察庁長に特攻隊を投入するよう指示した際、すでに救助活動が不可能な状態だったにもかかわらず、海洋警察は正確に報告をしなかった」と明らかにした。また、金首席は「惨事当日の午前9時30分までが救助活動のゴールデンタイムだったが、セウォル号船長らが適切な対応をしなかったために惨事が発生した」と主張。その上で、「先進国で大規模な災害や事故の責任を大統領に問うというケースを聞いたことがない」とし、「セウォル号惨事の責任を大統領に負わせてはいけない」と主張した。

セウォル号惨事当日の朴大統領の行動に関して、韓国では「90分間かけて髪のスタイリングをしていた」「長時間に及ぶ整形手術を受けていた」などさまざまな疑惑が取り沙汰されている。そのため、このニュースに対する韓国ネットユーザーの視線は冷たく、「いまさらそれを信じろと?」「大統領ではなく国民に忠誠を尽くして!」「外国の大統領は国の非常事態に官邸で休んだりしない」「ハングルの勉強をし直した方がいい。責任の意味も知らないようだ」「事故なら仕方ない。でも、セウォル号惨事は事件だ」「常識が通用する社会を作ろう…」などのコメントが寄せられている。

一方で「正しい主張。遺族らが国に賠償を求めるのはおかしい」「旅行中に起きた事故の責任を大統領に押し付ける国は韓国だけ。国民のレベルの低さが恥ずかしい」「韓国国民は理性を失っている。事故が誰のミスで起きたのか、正確に判断できないようだ」との意見もみられた。(翻訳・編集/堂本)