今注目の若手!エイサ・バターフィールド

写真拡大

 映画『ヒューゴの不思議な発明』などで知られる若手俳優エイサ・バターフィールドが、新作『ザ・スペース・ビトゥウィーン・アス(原題)/ The Space Between Us』について、女優のカーラ・グギーノと共に1月27日(現地時間)ニューヨークのAOL開催のイベントで語った。

 本作は、映画『しあわせはどこにある』などのピーター・チェルソムがメガホンを取ったSF青春映画。火星に移住した宇宙飛行士の息子で、火星で生まれたガードナー(エイサ)は、生まれてすぐに母親を失い、ケンドラ(カーラ)のもとで育てられていく。ある日まだ見ぬ父親に会うために、地球を訪れることを決意。初めて地球に降り立った彼は、目の前にある全てのものが新鮮に感じ、そして女子高校生のタルサ(ブリット・ロバートソン)と恋に落ちる。彼女の助力を得て父親を探す旅に出るが、火星生まれの彼にとって地球の重力は心臓に大きな負担になり……。

 火星生まれというユニークな設定のガードナー役について、エイサは「脚本を読んで、今まで演じた役とどれだけ異なるかわかった。彼は、ある意味異星人だね。だから、ある程度自由に役を作って、楽しむことができた」と語った。さらに、今作を演じる上で参考にした映画について、ヴィム・ヴェンダース監督の『ベルリン・天使の詩』やピーター・セラーズ主演の『チャンス』を挙げ、「ガードナーは『チャンス』の主人公のチャンスから来ているんだ。あの映画では、長年屋敷に住んでいた庭師(ザ・ガードナー)のチャンスが、主人が亡くなり屋敷を離れて外の世界を体験する」と似た設定が参考になったそうだ。

 ガードナーの育ての親であるケンドラ役について、カーラは「多くのトレーニングを積んだ女性宇宙飛行士という設定に惹(ひ)かれたわ。ケンドラの夫は、彼女に子供ができないことを知って、去ってしまうの。子供のいる家庭を持つことが、もう彼女の夢ではなくなる。でも彼女は、人類が火星でも住めるように職務を全うする中で、代理の母親としてガードナーを育てていく。火星には10人ぐらいしかいない設定だから、仕事や食事も一緒にする。彼らが親密な関係になるのは必然なの」と説明した。

 宇宙での暮らしを体現するため、どのような訓練をしたのか。エイサが「(重力を感じるため)足首にウエイトをつけたり、胸にはサンドバッグのようなベストを着せられた」と説明すると、カーラは「ワイヤーも取り入れたわ。ただワイヤーアクションは、全ての体の筋肉を集中させていないと回転してしまうの。力を入れていないように見せる努力をする必要があったわ」と明かした。(取材・文:細木信宏/Nobuhiro Hosoki)