31日、環球網は、他人の携帯電話を使い数回にわたって自身に「紅包」(電子お年玉)を計9500元振り込んだとして起訴された被告に、北京市の裁判所が先日懲役9カ月と罰金1000元の判決を言い渡したと伝えた。

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2017年1月31日、環球網は、他人の携帯電話を使い数回にわたって自身に「紅包」(電子お年玉)を計9500元(約15万6000円)振り込んだとして起訴された被告に、北京市の裁判所が先日懲役9カ月と罰金1000元(約1万6400円)の判決を言い渡したと伝えた。

「紅包」は本来「お年玉」を意味するが、近年中国では微信(WeChat)などのメッセンジャーアプリの決済機能を用いて知人や友人に電子お年玉を送るサービスが流行しており、これを「紅包」と呼んでいる。

徐(シュー)被告は2016年5月9日から15日にかけて、北京市昌平区北七家鎮にある李(リー)さんの住居で、眠っていた李さんの携帯電話から自身の携帯電話に向けて複数回にわたり「紅包」を送信。李さんの銀行口座から計9500元を盗んだとして起訴されたという。

2人は幼なじみで、地方から北京にやって来て同居していた。また、事業に失敗して一文無しの状態だった徐被告は、体面上李さんに借金の申し出ができず犯行に及んだという。

徐被告は前科者だったが、本件に関して自ら罪を認めてすでに相手に賠償しており、被害者も状況をくみ取りこれ以上責めない意向を示したことから、同区裁判所は窃盗罪を適用したうえで情状を酌量し、懲役9カ月、罰金1000元の判決を下した。

審理を担当した裁判官は、微信で「紅包」を送ることが流行する一方、犯罪者の道具にもなりうると指摘。市民に対してより一層の注意を呼び掛けている。(翻訳・編集/川尻)