Doctors Me(ドクターズミー)- 口臭外来ってどんなとこ?検査内容や治療法を歯科医師が解説

写真拡大

自分では意外と気づいていない口臭。原因は様々なため、気付かず放置してしまうと、病気を見落としてしまうこともあります。

今回は、口臭を専門に扱う口臭外来について、検査、治療など「口臭外来ってどんなところ?」の疑問について、歯科医師の彦坂先生に詳しくお答えします。

口臭外来とは?


大学病院等の大きな病院に、口臭外来という科が併設されているところがあります。口臭を専門に扱う外来です。

口臭の原因の特定、治療等を行います。口臭を数値で表すことの出来る測定器などを用い、細かく検査してくれます。

しかし、最近口臭が気になりだしたという場合は、口臭の原因が歯周病、むし歯等にあるケースもあります。

長年、歯科医院で検査を受けていないという方は、まずは歯科医院で口の中の状況を検査してからでもいいかもしれませんね。

口臭の原因


口臭の原因のほとんどが口の中にあると言われていますが、体の病気が口臭の原因になることもあます。

また、口腔に原因が無い場合、歯科から他科へ紹介状が出され、口臭の原因となることがある糖尿病や胃の病気等が見つかることがあります。特にに、歯周病と糖尿病は相互に影響があります。

歯周病


歯周病菌が悪臭を発生させます。

むし歯


古い銀歯の中が腐っていて気づかない間に口臭の原因になっていることがあります。

口腔乾燥症


唾液が減ることで、口臭の原因になります。

口呼吸


口が乾燥します。乾燥は口臭の原因です。本来、人は鼻呼吸が正常ですが、歯並びや鼻の疾患などにより、 口呼吸になってしまうことがあります。子どもの口臭の原因に口呼吸が多いです。

舌苔


舌に白い汚れがこんもりついている、それは菌の塊で、口臭をひきおこします。

精神疾患


口臭が無いのにあるような気がしてしまう病気です。

その他疾患


胃の病気、 糖尿病など

口臭外来での問診内容


□ 口臭が気になり始めたのはいつからか
□ どんな時に口臭が気になるか
□ 最後に歯科医院に行ったのはいつか
□ 歯を磨いて血がでてくるか
□ 口の乾燥が気になったことはあるか
□ 全身的な病気、既往歴等

口臭外来での検査内容


口腔内検査


むし歯がないか、不適合な銀歯はないかを検査します。

歯周病検査


歯茎の検査です。歯周ポケット4ミリ以上は要注意です。

唾液検査


唾液の量や質を検査します。シェーグレン症候群という病気がみつかることもあります。

口臭測定検査


口臭の原因となる硫化水素等の硫黄化合物を数値として測定します。

官能検査


人の臭いの感覚を利用した検査、つまり人が直接臭いをかいで検査します。

口臭外来での治療内容について


治療内容


・むし歯治療
・歯周病治療
・唾液腺マッサージ
・口呼吸の改善、場合によっては耳鼻科への紹介あり
・抗菌薬の処方
・プラークコントロールの指導、正しい歯磨きの仕方など

処方される薬や口臭キット


・口の中を潤す成分のマウスジェル
・舌ブラシやプラークコントロールを改善するために合った歯ブラシ
・歯周病が重度の場合、抗菌薬の処方など

口臭外来の気になる疑問


Q1:初心で問診〜検査だと時間はどれくらいかかりますか?


人によります。行う検査の種類にもよりますが、30分から1時間くらいでしょう。

Q2:費用はどれくらいかかりますか?


口腔に問題があれば、口腔内検査は保健適応ですが、口臭を測定する検査は保険適応外です。

Q3:通院期間はどのくらいですか?


口臭の原因によります。

Q4:プライバシーなどは守られますか?


医師の守秘義務は法律で定められています。

Q5:医師からどのように診断を伝えられますか?


検査結果をもとに、検査結果の説明、口臭の値、口臭の原因、唾液の量など教えてもらえます。原因となっている疾患の治療にはいります。

自分でできる口臭予防対策


◎ 口呼吸をしない
◎ ストレスをためない
◎ 定期的に歯科検診を受ける
◎ 舌を清潔に保つ
◎ 睡眠不足を避ける
◎ 正しい歯磨き方法を身に着ける
◎ 歯周病やむし歯を放置しない

最後に彦坂先生から一言


口臭の原因は口腔内にあることが多いです。口臭外来に出向くのもいいですが、まずはかかりつけの歯科医院で気軽に歯科検診を受け、口腔内に口臭の原因が無いかを検査してもらうことが大切です。

歯周病菌は臭いニオイを発します。長年歯科医院に行かず、歯周病を放置している人は要注意です。 口臭は病気ですから、恥ずかしがることはありません。気軽に相談し治療しましょう。

(監修:歯科医師 彦坂実な美)