【疑問】高速の取り締まりを行うパトカー隊員はどんな訓練をするのか?

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運転技能の資格を取らないと乗務員になれない

警察官になってパトカー乗務員になるには、警察内部で行われる、運転技能格付け制度、「格付け検定」あるいは「技能検定」という運転技能の資格が必要。この格付けはA〜Dまで四段階あり、A判定を取得してからでないと、赤色灯を回し、サイレンを鳴らして、緊急走行することはできないことになっている。

このA判定を取得するには「パトカー乗務員養成専科」なる研修を受けて、格付け検定を受験するか、直接、検定合格を目指す方法の2通りがあるとのこと。

そうしてパトカー乗務員になったあと、高速道路で取り締まりを行う、「高速道路交通警察隊員」になるためには、さらに試験を受け、訓練所に入り、半年ほど専門的な訓練を受ける必要があるという。

運転技術や交通事故現場での交通規制要領の習熟、負傷者の救護・交通事故受理などを勉強して、晴れて「高速道路交通警察隊員」の一員に。

それでもまずは、ベテラン隊員と二人一組となり、現場(高速道路)でハンドルを握るのは当面ベテランのみ。ベテランにノウハウを教わりながら、さらなる練習を積み、同時にパトカーの洗車などの雑用も率先して引き受けた末(!?)、ドライバーとして取締りデビュー果たすまで、半年ぐらいかかるらしい……。

サーキット訓練を目撃したレース関係者によると「下手ではない」という評価

また、年に1度ぐらいの割合で、鈴鹿サーキットやツインリンクもてぎなどのサーキットやASTP(アクティブ・セーフティ・トレーニング・パーク)などの施設、あるいはダートトラックなどを使った、スペシャルトレーニングも行っている。

パトカーではなく、白バイ隊員の場合は、有名な「全国白バイ安全運転競技大会」などがあり、ライディングスキルのデモンストレーションを行っているが、「高速道路交通警察隊員」のパトカー隊員のドライビングレベルがどのぐらいのものなのかは、あまりオープンになっていない。

まれに、レース関係者がサーキットで行っているパトカー乗務員のトレーニングを見かけることがあるが、目撃者によると、「下手ではないが、感心するようなレベルではなかった」という証言も……。

もっとも日本のトップクラスのレース関係者からの視点なので、評価が辛目なのは致し方ないこと。彼らがバッサリ「下手くそ」と貶さなかっただけでも、「高速道路交通警察隊員」のドラテクレベルは侮れないと考えておいた方がよさそうだ。