Doctors Me(ドクターズミー)- 《花粉症対策》鼻がつまるのはなぜ? 医師直伝の鼻づまり解消法3つ

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花粉症などによる、鼻づまりが長引くと集中力が欠けたり、頭がボーとしたり、と気づかぬ内に日常生活に影響をおよぼしている場合がありますよね。

そんな、つらい鼻づまりを楽に解消できたらいいな、と思いませんか?

今回は日常的によく鼻がつまる方のために、鼻づまりのメカニズムと原因から解消法まで、耳鼻咽喉科の岡田先生に詳しく解説していただきました。

鼻づまりのメカニズム


アレルギーや炎症が鼻の中の鼻甲介(上中下とあり、主に下)という部分の組織にある毛細血管を拡張させ、粘膜を腫らし、鼻のスペースが狭くなるため鼻づまりを感じます。

さらに、拡張した毛細血管からは浸出液(鼻水のもとの1つ)が出て、鼻のスペースに溜まるため、さらに鼻づまりを増悪させます。

鼻づまりになる原因


鼻汁と粘膜の腫れの原因は主に以下になります。

■ 花粉症などのアレルギー
■ 感冒や副鼻腔炎などの炎症
■ 食べ物の温度や冷たい風などの寒冷刺激

鼻づまりを引き起こす疾患


アレルギー性鼻炎


いわゆる花粉症とハウスダストやダニの通年性アレルギーも含みます。アレルギー抗原が鼻の中に入り、アレルギー反応を引き起こし、鼻づまりを引き起こします。

急性および慢性副鼻腔炎


細菌やウイルスなどの炎症により鼻の粘膜が腫れて、鼻づまりを引き起こします。

急性咽頭炎


喉の炎症によって、粘膜としてはひとつなぎになっている鼻の粘膜にまで炎症反応がおよび、鼻汁や鼻づまりを引き起こします。

アデノイド増殖症


お子さんの場合は、鼻の奥にある喉の上方(上咽頭といいます)でアデノイド(咽頭扁桃)が大きいため、鼻水が出ていないのに鼻づまりの原因になることがあります。

鼻づまりを放置すると起こりうるリスクとは?


■ 集中力の低下
■ 口呼吸によるいびきや睡眠時無呼吸
■ 咳を誘発
(外気が鼻を通って加湿や最適な温度にしているが、鼻づまりにより阻害され気管が過敏に反応)
■ 感染に対する防御が弱まる
(咳によって気管が傷つくため)

鼻づまりを重症化させないために注意すべきこと


マスクの着用


アレルギー性鼻炎の方であれば、アレルギー抗原を鼻に入れないことが大事なのでマスクの着用が重要です。

内服薬や点鼻薬


腫れた鼻はアレルギー抗原をとどまらせることによって、余計に鼻づまりを引き起こしますので、内服薬や点鼻薬を使用して鼻の通りを良くするのが良いと思います。

つよく鼻をかみすぎない


つよく鼻をかみすぎると鼻血が出やすく、その固まった血によってさらに鼻づまりを引き起こしますので、鼻は軽くかむようにしてください。

自分ですぐにできる鼻づまり解消法


鼻に蒸しタオルをあてる


入浴時には鼻が通る経験をされた人もいらっしゃると思います。その時の環境を作り出すと良いです。

部屋の高温加湿


寒い状態よりも暖かい方が鼻水も出なくて、鼻づまりも起こりません。

鼻洗浄


生理食塩水などで鼻を洗い、鼻の中にあるアレルギー抗原や鼻汁を洗い流します。

最後に岡田先生から一言


たかだか鼻づまりですが、集中力は低下し、仕事などの生産性は下がり、日々の不快感が増し、毎日の生活が楽しくなくなってしまいます。個人にとっても社会にとっても損失です。

特にアレルギー性鼻炎であれば、内服や点鼻でコントロールできるので、近くの医療機関に相談されてください。

(監修:耳鼻咽喉科 岡田先生)