30日、新華社は、中国人女子大生がパスポートの不備でハンガリー当局に1カ月以上拘束された後に送還されたと伝えた。女子大生はパスポートを紛失した際に発行された旅行証しか持っていなかった。写真はブダペスト。

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2017年1月30日、新華社が伝えたところによると、パスポートを持たずに旅行証だけでハンガリーを旅行した中国人女子大生が現地警察に逮捕され、1カ月以上拘束された後に送還された。

報道によると、この女子大生は昨年9月にイタリアに留学したが、それから滞在許可証の手続きを適切に行っていなかった。また、スペインに旅行した際にパスポートを紛失し、バルセロナの中国総領事館で発行してもらったパスポートの代わりとなる中華人民共和国旅行証でイタリアに戻った。

昨年12月中旬、この女子大生はその旅行証だけを持って再びハンガリー旅行に出かけた。列車に乗って入国した時は問題にならなかったが、長距離バスに乗ってイタリアに戻る時に、パスポートとイタリアの滞在許可証の不備を理由にハンガリー当局に逮捕、拘束された。

現地の中国大使館の働きかけもあり、彼女は1カ月以上後になってようやく春節(旧正月)期間の一番早い直行便に乗って帰国することができたが、シェンゲン圏内(ヨーロッパの国家間において国境検査なしで国境を越えることを許可する協定を結んだ26カ国の領域)の国々への1年間入国禁止という処分を受けた。

駐ハンガリー中国大使館領事部主任の李克震(リー・カージェン)氏は、「海外でパスポートを紛失した場合は旅行証が発行された後、直ちに帰国するか、居住地に帰ってパスポートの再発行をすること。また、シェンゲン圏を旅行する際はパスポートや有効な滞在許可証またはビザを持っていなければならない。あわよくば、という考えをしないように」と注意を呼び掛けた。(翻訳・編集/橋本)