「作るのも食べるのも大好きです!」という上白石萌音がグルメドラマに主演/撮影=中島未来/スタイリスト=梅山弘子(KiKi inc.)、ヘア&メーク=高野智子

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自炊ライフを追求した同名コミックを原作にした、食べるシーンが一切登場しない異色のグルメドラマ「ホクサイと飯さえあれば」(毎週火曜ほか 夜1.28-1.58 TBS系ほか)が放送中。その中で連続ドラマ初主演となる若手女優・上白石萌音が、一緒に暮らすぬいぐるみ・ホクサイとおいしいご飯さえあれば十分という一風変わった美大生のブンを演じている。上白石は映画「ちはやふる-上の句/下の句-」、アニメ映画「君の名は。」など、出演作が次々ヒットし、注目を集めている新人女優だ。

「昔から家族で具だくさんギョーザを作ったりしていました」と笑顔で明かす/撮影=中島未来/スタイリスト=梅山弘子(KiKi inc.)、ヘア&メーク=高野智子

――主演と聞いたときはどう思いました?

連ドラ自体が初めてなのに、主演だなんてどうしようと勝手に気負ってしまっていたのですが、原作コミックがとても温かくて。演じる上でのヒントがたくさん詰まっていたので、読めば読むほど、不安が拭えるというか。早くこの世界の中に入りたいと思うようになり、プレッシャーから、撮影を心待ちにする気持ちに変わっていきました

――演じるブンは料理だけでなく、食材や調理器具への愛もハンパない妄想女子なんですよね?

そうなんです。演じながら、おたまの“いい丸み”って、どんなだろうと思いました(笑)。妄想シーンはパリパリとかジュワーとか言ってるそばからおなかが鳴ってしまったほど、セリフがおいしそうなんです! そのおいしさをどう表現するか、間や言い方に注意して演じました

――その時のパートナーは、ぬいぐるみなんですよね?

はい。だから、ほぼ一人芝居状態でした

――ホクサイの声はどう聞こえていたんですか?

代役の方がカメラの後ろで読んでくださいました。ホクサイの声は私のお芝居に合わせて後撮りする形になっていたので、会話の雰囲気を作るのは私。だから、ちょっと不安だったんですけど、ホクサイの声を担当した梶裕貴さんと打ち上げで初めてお会いしたら、「とてもやりやすかったです」と言っていただけたのでホッとしました

――上白石さんご自身、お料理は?

大好きです、ご飯!

――ご飯じゃなくて(笑)。

作るのも食べるのも大好きです! 昔から家族で具だくさんギョーザを作ったりしていました。特に好きなのは、野菜を刻むこと。感触も、音も、いいんですよね。自分では時短料理ばかり作っています。冷凍しておいたご飯や残り物でチャーハンを作ったり、パスタと一緒に具材も茹でられちゃう”1個のお鍋でできるパスタ”とか。食欲が勝ってしまうので、いかに早く食べられるかの方が大事なんです。ブン、その中でも凝った料理を作るので偉いなと思います。料理シーンは手元しか映らなくても、自分で作っているんですよ

――大変だった料理シーンは?

第1話では、洗い物をしながら、ホワイトシチューを作ったのですが、少しのミスも致命的で。工程を完全に頭に入れて挑み、殺陣をやっているみたいでした(笑)。それと、透明容器だけで作るマヨネーズは、翌日、筋肉痛になるほど大変だったので、作るときは相当覚悟してください! でも、フードコーディネーターさんに「本当にこれだけでできるんですか?」と聞いてしまったぐらいどれも簡単なので、ぜひブンと一緒に作ってみてください。第3話に登場する魔法の料理・牛すじカレーは、手間暇かかりそうですが、本当に具材を切って入れるだけなので、で作ってみたいと思っています

――グルメドラマだけに、現場での食事もおいしかったそうで。

フードコーディネーターさんが、毎晩あたたかい夕食を用意してくださったんです。約1カ月間、毎日朝から夜までタイトなスケジュールでの撮影でしたが、おいしいご飯に支えられて幸せでした。食べ物って偉大!って思いました(笑)

――友達のいなかったブンですが、親友もでき、どんどん人間模様が変わっていくんですよね?

そうなんです! 恋愛っけのなかったブンがまさかの一目惚れをされたり、男性のことで親友のジュン(池田エライザ)と揉めたり、成長していく姿をどんどんお見せしていきます!

――現場はとても楽しかったそうですね。

ジュン役のエラちゃん、ろーちゃん役の(前田)公輝くん、凪役の桜田ひよりちゃん、みんなすごい仲良しになりました。全員そろうシーンは少なかったのですが、振り返ってみると、ずっと一緒にいた気がします。公輝くんが圧倒的にいじられ役で、ひよりちゃんがいじり役。エラちゃんはお姉さんキャラで、私はブンちゃんのようにずっと笑っていて、とても温かい現場でした

――最後に今後のドラマの見どころを教えてください。

ブンが何のために料理をするのか? その理由がちょっとずつ変わっていくので、そこも見どころの1つだと思います。あっと驚くことが最後まで起き続けますので、お楽しみに!

かみしらいし・もね='98年1月27日生まれ、鹿児島県出身。第7回「東宝シンデレラ」オーディション審査員特別賞を受賞。映画「舞妓はレディ」('14年)で主演を務めたほか、映画「ちはやふる-上の句/下の句-」、「溺れるナイフ」(共に'16年)などに出演。歌手としても活動中