ホワイトハウスで上映された
「ファインディング・ドリー」 (C)2016 Disney/Pixar. All Rights Reserved.

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 ドナルド・トランプ大統領が就任後初めてホワイトハウスで主催した映画上映会の作品にピクサーの「ファインディング・ドリー」が選ばれたと、米ハリウッド・レポーター誌が報じた。

 米大統領公邸であるホワイトハウス内には試写室があり、ハリウッドは1900年代からホワイトハウスの要請に従って作品提供を行ってきた伝統がある。ホワイトハウスによると、トランプ第45代大統領は1月28日午後(現地時間)、この試写室での第1回上映会として家族や友人と「ファインディング・ドリー」を楽しんだという。

 だが、前日27日にトランプ大統領はシリア難民の受け入れ停止と、イラクやイランなど7カ国からの入国を90日間禁止する大統領令に署名したばかり。上映会当日はアメリカ全土の空港で抗議活動が行われおり、そのような状況下での映画鑑賞とはあまりに無神経すぎるとの非難が殺到している。

 同作で主人公ドリーの声を担当したコメディ女優のエレン・デジェネレスは、「わたしの祖父母は移民です」とツイート。「そして、いまわたしたちのためにピザを作ってくれるのは、イスラム系の人々です。わたしは彼らみんなに感謝しています」と、難民入国禁止令に対して抗議した。その他にも、「40歳の童貞男」などのコメディ映画で知られるジャド・アパトウ監督はTwitterで、「トランプは集中力が持続しないエレンのキャラクターに共感しているに違いない」と皮肉った。

なお、現在ホワイトハウスは、次の上映会のためにジェームズ・フランコ主演のコメディ「Why Him?」の提供をハリウッドに打診しているという。