心も体もほっこりできる甘酒の原料“酒粕”。発酵食品の酒粕は、酵素がたくさん含まれているので、美容にも◎。でも酒粕の威力はそれだけではありません。今、“酒粕ダイエット”がスゴイ効果と話題になっているのです。酒粕のどこがダイエットにいいのか、徹底的にご紹介します。

酒粕に含まれているダイエットに良い栄養とは?

お米と麹に酵母を混ぜて発酵させた酒粕は、日本酒を作る過程でできる副産物です。酒粕には、いろいろな栄養が含まれて健康にいいのはご存知の通り。ここでは、酒粕に含まれるダイエットに良い栄養をご紹介します。

○酒粕のレジスタンスプロテインがダイエットにGOOD

レジスタンスプロテインは、酒粕の原料のお米に入っている食物繊維に似たタンパク質です。レジスタンスプロテインの特徴は、消化されにくいことと、コレステロールなどの脂質を捕まえる働きがあること。つまりレジスタンスプロテインを摂ると、小腸まで消化されずに届き、腸内の脂肪分を囲って排出する働きがあるのです。酒粕を作る工程でタンパク質が凝縮されて、レジスタンスプロテインの働きが最大になります。

○食物繊維はお米の10倍も含まれる

お通じのためにたくさん摂りたいのが食物繊維。酒粕の食物繊維は、お米の10倍もの量が含まれています。酒粕の食物繊維は不溶性食物繊維なので、便の嵩を増し腸のぜん動運動を促進して便を出やすくする効果があります。食物繊維には水溶性と不溶性があり、便秘解消には両方の食物繊維をバランスよく摂るのが効果的。水溶性食物繊維には便を柔らかくして出やすくする効果があるのです。酒粕のスゴいところは、レジスタンスプロテインが水溶性食物繊維と似た働きをすること。だから、ダイエットの敵である便秘解消にいいんですね。

○脂質や糖質を分解するビタミンB群が豊富

ビタミンB群は内臓脂肪の減少に必要な栄養素です。糖質や脂質は、食べ過ぎると太ってしまいますが、ビタミンB1には糖質を、ビタミンB2にはタンパク質を代謝する働きがあるので、食事と一緒に摂ることで体に余分な脂肪が付きにくくなるのです。ビタミンB群には新陳代謝を促進する働きもあるので、肌荒れの防止にも効果的です。さらに酒粕にはナイアシンも豊富。ナイアシンはビタミンB3とも呼ばれる栄養素で、コレステロールを減少させる働きがあります。

効果的な“酒粕ダイエット”のやり方

酒粕ダイエットでは、1日50g程度の酒粕を毎日摂るのが効果的です。そのまま食べてもいいですし、料理に加えてもOK。具だくさんの粕汁にすれば野菜もたくさん食べられて一石二鳥ですね。料理に使うのは面倒という人は、甘酒にして飲みましょう。1日3食のうちのいずれかをご飯の代わりに甘酒に置き換えるのもおススメです。ただし、酒粕のカロリーは100gで227kcalと決して低くはありません。美味しいからといって飲み過ぎるとカロリーオーバーになってしまいます。また、酒粕のアルコール度数は8度程度です。気になる方は、熱する時間を長めにしてアルコールは飛ばしてしまいましょう。


writer:岩田かほり