初共演となる堺雅人と高畑充希 (C)2017「DESTINY 鎌倉ものがたり」
製作委員会

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 西岸良平氏の代表作のひとつとして知られる「鎌倉ものがたり」が、山崎貴監督のメガホンにより「DESTINY 鎌倉ものがたり」のタイトルで実写映画化されることになり、堺雅人と高畑充希が初共演を果たしていることが明らかになった。

 NHK大河ドラマ第55作「真田丸」とNHK連続テレビ小説「とと姉ちゃん」で、ともに“座長”を務め上げた2人が、累計興行収入112億円という国民的大ヒットシリーズとなった「ALWAYS 三丁目の夕日」チームが再結集する今作で、初めて対峙する。2人は、魔物や妖怪、幽霊といった“人ならざる者”がはびこる神奈川・鎌倉で、怪事件の数々を解決していく夫婦を演じる。

 山崎組に初参加となる堺が演じる一色正和は、普段から和装を好み、鉄道模型やプラモデル、骨董蒐集など趣味を多く持つという役どころ。1月23日にクランクインした堺は、「いただいた台本を読んだ時、作品世界のあまりの豊かさに、なかなか全貌がつかめませんでした。現場で監督の指示をよく聞いて、完成した映像を楽しみにしたいと思います」と意欲をみなぎらせている。さらに「僕の演じる一色は、佇まい、熱中するところ、物腰の柔らかいところ、でも頑固なところなど、山崎監督によく似ているなと思いました。これからの演技の参考にします」と語っている。

 一方、妻の一色亜紀子に扮する高畑は「原作の中で、亜紀子が小学生に間違われるというエピソードがあるのですが、私自身も20歳を越えてから小学生みたいだとからかわれたことがあり、亜紀子さんと通ずるものを感じています。そして、そんなチャーミングな役をいただけたことをとても嬉しく思っています」と、役との共通点を明かす。そして、「『とと姉ちゃん』以来、1年半ぶりのクランクインだったのですごく緊張しましたが、全力でタックルしても受け止めてくれそうな堺さんの包容力に、いつしかすっかり安心しきってしまいました」と“夫”に全幅の信頼を寄せている様子だ。

 「西岸先生のもうひとつの代表作である『鎌倉ものがたり』を映画化できることをとても喜んでいます」と明かす山崎監督にとって、今作は14作目。脚本・VFXも兼ねており、「この作品にはたくさんの魔物や幻想的な風景を登場させるつもりです。そんな世界をまるで原作から抜け出して来たような堺さん、高畑さんの2人と一緒に心ゆくまで旅をしてこようと思っています」とコメントを寄せている。

 なお、今作には堤真一、田中泯、國村隼、薬師丸ひろ子、三浦友和、安藤サクラ、中村玉緒が出演していることも発表された。

 「三丁目の夕日」で知られる西岸氏が手がける同名原作は、第38回日本漫画家協会賞大賞受賞作。現在も「まんがタウン」(双葉社刊)で連載中で、累計発行部数は900部を突破している。「DESTINY 鎌倉ものがたり」は、12月9日から全国で公開。