テレビドラマ「ハンニバル」などで知られるヒュー・ダンシー

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 Huluのオリジナルドラマ「The Path/ザ・パス」の第2シーズンについて、新興宗教団体のリーダーを演じたヒュー・ダンシーが1月24日(現地時間)ニューヨークのAOL開催のイベントで語った。

 妻サラ(ミシェル・モナハン)と2人の子供と暮らすエディ(アーロン・ポール)は、新興宗教団体「The Meyerist Movement(マイヤリスト・ムーブメント)」に精神的に支えられていた。ある日、同宗教団体を脱退した女性から恐ろしい事実を聞き、(後に教祖となる)リーダーのカル(ヒュー)を疑い始めていく。ジェシカ・ゴールドバーグが企画・製作総指揮などを務めた。人間が抱える心の闇と葛藤を描き、その内容が衝撃的と評された全米で話題のドラマだ。

 若きカリスマ教祖に扮したヒューは、「カルト教団のリーダーのイメージは、髭を生やして、怪しく、感情的。カルは、俳優としてリスクを負う役柄になるのではと思っていた。だが、ジェシカ(製作総指揮)が僕に『今作では、後に信仰形態が崩れたり、間違った信仰が扱われたりしても、キャラクターがリアルなこと』と言ってくれた。僕にはジェシカが、今作を通して真剣に信仰と向き合っていることが感じ取れた」と制作側の熱意に引き込まれたことを明かした。

 気になる第2シーズンの見どころについて「どのテレビドラマも第2シーズンは、キャラクターの世界を拡張しなければ成り立たないが、今作はほかのドラマとは異なり、特別だ。第2シーズンで信者たちは、閉鎖的な世界に住み、そこから離れた世界に恐怖を感じるようになる。そしてカルは、第1シーズンで一部の信者が自分に不信感を抱き始めていることを知り、第2シーズンで、新たな信者を得るために(自分の野望を叶えるために)敷地外へ出て多くの人々に自分の言葉(思想)を発信する。しかし第1シーズンでカルの秘密を知ったサラは、彼に賛同できず、信者と敷地内で暮らすことを望むんだ」と説明した。

 過去にアメリカを震撼させたカルト教団の教祖に、ジム・ジョーンズやデヴィッド・コレッシュがいたが、参考にした人物について、ヒューは「カルはもともと教祖ではなく、宗教を開設してもいない。自分の意思ではなく、いろいろな人の橋渡しであって、いつの間にかこのポジションにいたんだ。カルはどちらかというと(派手でワイルドな)ジムではなく、(普通に振る舞う)デヴィッドのようだ」と答えた。(取材・文:細木信宏/Nobuhiro Hosoki)