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このデザインは退行じゃない。別な方向への前進なんだ。

年々ますますハイテク化・高性能化するバイク。より速く、より快適に、より安全に……。しかし使いやすくなればなるほど、バイクが本来持っていた「ワクワク感」が減っているような気がしてならないのです。バイクってもっと荒削りで、だからこそ乗りこなす楽しみがあったはず。

イギリスに拠点を置くカスタムバイクビルダー「Old Empire Motorcycles」による『The Typhoon』は、私たちにそんなバイクの原点を思い出させてくれます。



ドゥカティ900SSをベースにしたこの『The Typhoon』、製作者が「インスパイアのおもむくままに制作した」と語るだけあって、なんとも趣味性が全開なデザインです。むき出しのクラッチ、Lツインエンジンを囲う排気パイプにフレーム……まるでゲームの世界から飛び出してきたかのような、ロマン溢れる仕上がりになっています。



ぐぐっとハンドルが垂れ下がった乗車姿勢は、まさに往年のカフェレーサーそのもの。バイクにしがみつくようにして乗りこなすカフェレーサーは、この『The Typhoon』に限らず「乗ってて疲れないのかな〜」なんて思ってしまうものですが、むしろそのストイックさこそが大きな魅力でもあるんですよね。



メーター類も完全オリジナル。ハンドルグリップなど車体のいたるところに、手作り感あふれるレザーが巻かれています。そして、深いチェリーウッド色に塗装されたフレームがなんとも深い味わいを醸し出します。ガレージに飾って一日中眺めていたいマシンですね。



さて、週末はどこへ行こうかな。

※なお、『The Typhoon』はすでに売約済みとなっています。

文/塚本直樹

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Old Empire Motorcycles

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