エマニュエル・リヴァさん ご冥福をお祈りします。
 - Vittorio Zunino Celotto / Getty Images

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 俳優・岡田英次さんと共演した映画『ヒロシマモナムール』(『二十四時間の情事』)やカンヌ国際映画祭パルムドール(最高賞)受賞作『愛、アムール』などに出演したフランスの名女優エマニュエル・リヴァさんが、27日(現地時間)パリでがんのため亡くなったとGuardianほか複数メディアが報じた。享年89歳。

 エマニュエルさんは、1927年フランスの北東部ボージュ県生まれ。26歳の時に俳優になるためパリに上京。パリでは舞台やテレビ・映画などに出演し始め、1959年にアラン・レネ監督の『ヒロシマモナムール』で国内での知名度を上げた。その後も、ジッロ・ポンテコルヴォ監督の『ゼロ地帯』、ジャン=ピエール・メルヴィル監督の『モラン神父』に出演。ジョルジュ・フランジュ監督の『テレーズ・デスケルウ』(日本未公開)では、ベネチア国際映画祭で女優賞を獲得した。

 そしてクシシュトフ・キエシロフスキー監督の『トリコロール/青の愛』、ジュリー・デルピー監督作『スカイラブ』などに出演。2012年に最も世界的注目を浴びたのがミヒャエル・ハネケ監督の『愛、アムール』で、アカデミー賞主演女優賞にもノミネートされた。

 エマニュエルさんに結婚経験はなく、子供もいない。昨夏までアイスランドで映画『アルマ(原題) / Alma』を撮影していた。(細木信宏/Nobuhiro Hosoki)