現在、日本、中国、韓国の東アジア3カ国は、政治的な問題から日中、日韓、中韓のいずれの2国間関係においても冷たい風が吹いている状態だ。しかしそれでも、27日から始まった今年の春節期間中に日本や韓国を訪れる中国人観光客はなおも多いのである。(イメージ写真提供:123RF)

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 現在、日本、中国、韓国の東アジア3カ国は、政治的な問題から日中、日韓、中韓のいずれの2国間関係においても冷たい風が吹いている状態だ。しかしそれでも、27日から始まった今年の春節期間中に日本や韓国を訪れる中国人観光客はなおも多いのである。

 中国メディア・今日頭条は29日、「今年の春節も、国外旅行は日本と韓国が依然として人気」とする記事を掲載した。記事は、かつて春節は一家勢ぞろいで大宴会を開く時期とされてきたが、この時期に国外旅行をしようとする中国人がより多くなっているとしたうえで、中国の大手旅行予約サイト・携程旅行網が先日発表した今年の春節期間における旅行に関する報告で「今年の春節はこれまでで最も賑やかになる」との見方を示したことを伝えた。

 そして、今年の春節に中国人観光客が赴く観光目的地のトップ10を紹介。タイ、日本、米国、シンガポール、オーストラリア、マレーシア、韓国、インドネシア、フィリピン、ベトナムが選ばれたとした。記事は、東南アジアがトップ10のうち6つを占めるも、THAAD(終末高高度防衛)ミサイル配備決定後関係がギクシャクしている韓国がなおも人気スポットになっていると解説している。

 記事はさらに、数年間に比べて今年の春節における団体旅行の価格は小幅ながらも値下がりしていると紹介した。これも、中国人観光客の数を増やし、国外旅行業界が「これまでで最も賑やか」になる1つの要因と言えそうだ。

 記事を読んだ中国のネットユーザーの一部には「行ったやつは帰って来るな」、「(反日や反韓における)根性がない」などといった「愛国心」をむき出して辛辣な言葉を浴びせかける者も少なからずいた。一方で、「お金がなくて外国に行けないやつほど愛国心を語る」という皮肉めいたコメントを残すユーザーも。過激な「愛国コメント」には、さまざまな理由により今年の春節に海外旅行に出られなかった人の怨みも込められているのだろうか。(編集担当:今関忠馬)(イメージ写真提供:123RF)