写真提供:マイナビニュース

写真拡大

ランチを食べた後、会社や学校でウトウトしてしまう人は多いはずだ。睡魔と闘いながら仕事や勉強に励まないといけないのはつらいが、そのような状況では無理をせずに寝てしまう方がいいようだ。

海外のさまざまなニュースを紹介する「MailOnline」にこのほど、「昼寝が認識力テストに与える影響」に関するコラムが掲載された。65歳以上の中国人約3,000人を対象にした研究により、仮眠の驚くべき効果が明らかになったという。

研究では、全参加者のうち60%が昼食後に30分〜90分の昼寝をした。その後、参加者の認識力を評価するために基礎的な数学の問題と記憶力テストを実施したところ、60分間の昼寝をした人は昼寝をしなかった人と比べてテストの成績が良好だった。

「昼寝の時間が60分未満の人」「昼寝の時間が60分以上の人」「全く昼寝をしなかった人」は60分間の昼寝をした人と比べて認識力が落ちており、その認識力の低下幅は60分の昼寝をした人の4〜6倍にもなっていたとのこと。

今回の研究のリーダーであるJunxin Li博士によると、「昼寝の時間が60分未満の人」「昼寝の時間が60分以上の人」「全く昼寝をしなかった人」は、60分間の昼寝をした人と比べて5歳分年を取ったのと同程度の知能低下が確認されたという。

「認識機能は昼寝と密接に関連しています。昼寝をしない人や長めの昼寝をする人と比較すると、ほどほどの昼寝をする人の方が認識力は高いものです。また、短めの昼寝をする人よりも全く昼寝をしない人の方が格段に認識力は落ちます」とJunxin Li博士は語っている。

きっちり1時間の昼寝をすることのメリットはありそうだが、きちんとTPOをわきまえたうえで仮眠をするようにしてもらいたい。

※写真と本文は関係ありません

○記事監修: 杉田米行(すぎたよねゆき)

米国ウィスコンシン大学マディソン校大学院歴史学研究科修了(Ph.D.)。現在は大阪大学大学院言語文化研究科教授として教鞭を執る。専門分野は国際関係と日米医療保険制度。

(杉田米行)