江戸時代のころの日本人は平均身長が男性は155cm、女性は143cmだったとされている。現代における日本人と中国人の平均身長に大きな差はないが、中国では「日本人は背が低い」というイメージがあるようで、中国メディアの今日頭条は28日、日本人はなぜ背が低いのかと疑問を投げかける記事を掲載した。(イメージ写真提供:123RF)

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 江戸時代のころの日本人は平均身長が男性は155cm、女性は143cmだったとされている。現代における日本人と中国人の平均身長に大きな差はないが、中国では「日本人は背が低い」というイメージがあるようで、中国メディアの今日頭条は28日、日本人はなぜ背が低いのかと疑問を投げかける記事を掲載した。

 まず記事は、疑問に対する答えとして、聖徳太子の存在と活動に言及。西暦5世紀に聖徳太子が隋に派遣した使者は仏教を日本へと持ち帰り、またその後も中国の僧たちが絶えず日本を訪れ仏教を広めたと説明した。

 続けて、仏教が不殺生を説くゆえに日本ではたびたび「肉食を禁じる命令」が出されたと伝え、日本国民は最終的にほとんど肉を断つようになったと紹介した。つまり日本には約1200年に及ぶ魚以外の肉をほとんど食べない期間が存在していると指摘し、こうした食習慣は日本国民に栄養不足をもたらしたと説明。日本人の背が低かったのはこれが原因であると伝えた。

 さらに記事は、1200年に及ぶ肉食禁令を取り除いたのは明治天皇だったと説明し、明治時代の到来とともに、すき焼きなどで牛肉を食べることが文明開化の象徴となったこともあり、ようやく日本人は動物の肉を広く食すようになったのだと伝えた。

 日本人の身長が低かったのは獣肉を食べることを禁忌の対象としていたという記事の主張は事実であろう。事実、江戸末期のころの日本人がもっとも身長が低いというデータもある。肉が広く食されるようになり、戦後の経済発展によって日本人の栄養状態が良くなったことで、現代では中国人と日本人にほとんど身長の差はほとんどなくなっている。(編集担当:村山健二)(イメージ写真提供:123RF)