親の「マネー習慣」は子どもに影響! マネー達人に学ぶ、悪習慣&ステキ習慣

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今年の初めに手にしたお年玉。お子さんはどのように扱っていますか?使っていますか?

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なかには「お年玉?もう全部使っちゃったよ〜」という江戸っ子気質なお子さんもいるかもしれません。

お子さんの年齢にもよりますが、「お金を大事にする」など、親として我が子に身につけさせたいマネー習慣があると思います。ただ残念なことに、いくら口を酸っぱくしてお子さんに言い聞かせても、馬耳東風で効果がないことも少なくありませんよね。

それはいったいなぜでしょうか?

「子は親の鏡」と言われます。

知らず知らずのうちにあなたがしている雑なお金の扱いや、お金をめぐり交わされる夫婦間のネガティブな会話などが、悪しき見本となっている可能性があります。

あなた自身やあなたのご家族に、こんな行動をとっている人はいませんか?

財布はレシートやポイントカードなどで満杯! 通帳の記帳はここ1年したことがない。 配偶者のお給料やボーナスが不満!愚痴をついつい口にしてしまう。

身近な大人の“悪しきマネー習慣”にさらされていると、お子さんは、それが正しいお金との付き合い方だ、と勘違いしてしまいます。

自分のマネー習慣を振りかえり、悪い手本となりそうなクセを発見したら、今すぐ軌道修正です!

お金に関連するモノのとり扱いが雑・ズボラだ

NGなマネー習慣とは

財布や通帳などを雑に扱う。買い物のおつりをポンと机の上にのせたまま何日も放置するなど、親がお金に関わりの深いモノをどう取り扱っているか、お子さんはよく見ています。

あなたの管理がズボラであれば、やはりお子さんも雑に扱うようになってしまいがちです。

たとえば、お子さんの財布の中はレシートも小銭もいっしょくたでパンパン!リビングのテーブルに交通系電子マネーが投げ出されたまま…、など身に覚えはありませんか?

この状態でお子さんに「お金を大切にしなさい」と言っても、お金をどのように扱えばいいか、わからないのではないでしょうか。

マネー達人のステキ習慣

マネー達人のお財布の中は、お札の向きが揃えられており、角が折れていることもありません。もちろん、レシートはこまめに抜き取られています。

不要なモノがなくスッキリした財布なら、入っている金額もすぐわかりますし、お金の出し入れも気持ちよくできますよね。

通帳は定期的に記帳され、同じ場所に保管されています。記帳により貯蓄がつねに把握できているので浪費もしにくいでしょう。また、残高不足で引き落としできなかった、ということもありません。

マネー達人ならきっと、お子さんに貯金箱や財布を与えるだけでなく、貯めるルールやお財布に入れておく金額の目安なども話し合っているはず。

お金について日ごろからしっかりコミュニケーションが取れているご家庭が多い気がします。

家計に関する夫婦の会話で気をつけたいこと

NGなマネー習慣とは

小学校の高学年になると、自分で買い物をするようになるでしょう。その結果、だんだんお金の価値がわかってきます。

そんな中で、父親と母親の会話にお金の話題が出てくれば、やりとりを通じて家計がどういう状態なのか、おぼろげながらお子さんも理解するように。

「お金のことはまだわからないだろう」と、奥さんがご主人のお給料の少なさを愚痴ったり、ボーナスの使い方で夫婦げんかなどしていると、お子さんは知らず知らずのうちに、お金について考えたり話したりすることにネガティブな感情を持つようになってしまいます。

お金のことから目を背ける、話せなくなると、マネーリテラシーも低くなりがちです。

そうなると、将来不幸にしてお子さんが金銭トラブルにあったとき、暮らし向きに困ったときに、親兄弟にすらSOSが出せず、深刻な事態を引き起こしかねません。

マネー達人のステキ習慣

マネー達人を夫や妻に持つと、家でするお金の話の方向性が違います。

お金で困る前に相手に相談したり、貯蓄を積み増したり、家計改善のための会話であったりするので、内容がとても前向きです。当然イライラしながら話すこともありません。

会話した後はむしろ、夫婦仲はよくなっているかもしれませんよね。

マネー達人のいるご家庭では、お金のことで子どもが知りたいことがあっても率直に聞ける、相談できる雰囲気が保たれています。

こうして親を通じて、マネーリテラシーを自然に身につけることができれば、自立した後のお金の管理もスムーズですし、金銭トラブルに巻き込まれる可能性もほとんどないでしょう。

まとめ

いかがでしたか?

親を間近で見ている子どもがとる行動は、多かれ少なかれ親の影響を受けています。お子さんの最近のお金の扱いや使い方に不安を覚えたら、まず自分の行動を振り返ってみることをおすすめします。