狂気的な愛憎物語を展開 (C)2017「ダブルミンツ」製作委員会
(C)中村明日美子/茜新社

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 男たちの愛憎劇を描いた中村明日美子氏のダークボーイズラブコミック「ダブルミンツ」が、淵上泰史と田中俊介(BOYS AND MEN)のダブル主演で実写映画化される事が決定した。

 映画は、2007〜08年に雑誌「メロメロ」で連載された同名コミックを原作に、同じ読み方の名前を持つ2人の男の愛憎に満ちた関係を描く。ある日突然、壱河光夫(淵上)に高校の同級生で現在はチンピラとなった市川光央(田中)から「女を殺した」という電話がかかってくる。高校時代、冷酷で高飛車な光央の下僕のような存在であった光夫は、逆らうことなく共犯者となり、2人は新たな関係を築いていく。

 中村氏は、実写化について「正直実現は無理だろうと思っていたのですが、キャストさま、スタッフさまのご尽力でこうして形になることができました」と感謝。「原作を読んでくださった方々にもご満足いただける内容になったと思います」とアピールしている。

 また、田中は「『ダブルミンツ』が持つ不思議な魅力。狂気的で一見理解しがたい光夫と光央の関係性。でも、そんな2人から放たれる空気感が本当に美しく、そこには紛れもない愛があると感じました」とコメントを寄せている。

 メガホンをとる内田英治監督は、原作を読んだ感想を「すぐさまこの作品を映画化したいと思った」と語り、「作者である中村明日美子さんの頭をのぞいてみたいと思い、2年にわたり脚本のやりとりをした」と明かす。悲願の実写化決定に、「この作品は単なるジャンルに括られる作品ではない。2人の人間の(たまたま男性同士)共依存の極地を描いた傑作である」と胸を張っている。

 「ダブルミンツ」は、淵上と田中の高校時代を川籠石駿平と須賀健太が演じるほか、冨手麻妙、高橋和也、小木茂光が共演する。初夏から東京・シネ・リーブル池袋ほか全国で公開。