人口2500万人の北朝鮮で、携帯電話の加入者が370万人を超えた一方で、ネットユーザーは2万人に満たないとの報告書が発表された。

この報告書は、米国の国際マーケティンググループ「We are social」とカナダのIT企業「Hootsuite」が発表した「2017年のデジタル、グローバル・オーバービュー」だ。

それによると、2017年1月現在、北朝鮮で携帯電話サービスに加入している人は377万3420人。加入者数の推移を見ると、2014年には約170万人だったのが、2015年には約280万人、2016年には約330万人と着実に増加し、3年で2倍以上になっている。

しかし、全人口に占める携帯電話使用者の割合は15%に過ぎず、調査対象の212カ国のうち、210位となった。

一方、インターネットのユーザー数は2007年1月現在で1万6000人。全人口に占めるネットユーザーの割合はわずか0.1%で、世界平均の50%を大きく下回った。ちなみに1位は99%のアラブ首長国連邦、日本は93%で10位だった。

ソーシャルメディアの利用率(アクティブアカウントの数)も0.06%で最下位を記録し、世界平均の37%を大きく下回った。この分野の1位もアラブ首長国連邦(99%)で、以下韓国(83%)、シンガポール(77%)、香港(75%)、マレーシア(71%)の順だ。中国(57%)は17位、日本(51%)は21位だ。

また報告書は、北朝鮮のソーシャルメディアの利用率が昨年比で135%増加しているとしつつも、その多くは食糧支援で北朝鮮に入国したNGO関係者など、短期滞在者だろうと見ている。