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食器の使い分けや調理時間帯まで徹底した「ムスリムフレンドリー」な社員食堂を持つ総合産業機械メーカーのヤンマーが、2017年2月4日(土)から土日限定で社員食堂を一般開放します。ムスリムフレンドリーなメニューを取材した時には「なんて豊かな社員食堂なのだろう……」となったのですが、生産者のこだわりを広く発信して「つくる人」と「食べる人」をつなぐ取り組みをしてきたヤンマーということで、一足先に食べてきた一般開放のメニューも食材や味にこだわりつつも「飾らない」仕上がりになっていました。

ヤンマー本社の住所は「大阪府大阪市北区茶屋町1-32」。大阪・梅田駅を出てすぐのところ、ユニクロやGUが入っている建物です。



ユニクロの隣にヤンマーのロゴを発見。



中に入ってみるとこんな感じ。エレベーターは4つありますが、土日は真ん中の2つがPremium Marche OSAKA直通のエレベーターとして解放されます。



エレベーターで12階まで上ると、「Premium Marche OSAKA」と掲げられたカフェっぽい入り口を発見。



入り口の前には社員用のランチメニューが表示されていました。800円のランチセットのほか、350円、450円のお総菜、レギュラーメニューとして「花椒麻婆ご飯(400円)」や、ヌードルメニューとして「トマト担々麺(430円)」が用意されています。



中はこんな感じ。席数は200強とのことで、広々としているのでゆったり過ごせそう。



大人数で座れそうな大きなテーブルが複数あり、ガラスで仕切られたプライベートなスペースもあります。



Premium Marche OSAKAの真ん中には「bee garden」というガラス張りの養蜂場があり、bee gardenで採取された蜂蜜は実際にPremium Marche OSAKAの料理に使われているとのこと。



大阪・梅田で養蜂活動をしている「梅田ミツバチプロジェクト」というNPO法人が、bee gardenの管理をしています。



養蜂場の中を覗いてみると、ハチの巣箱が置かれていました。ミツバチの活動範囲は5kmほどなので、大阪城あたりまで飛んでいき、花の蜜を集めてはヤンマー本社まで戻ってくるそうです。



隣には蜜を絞るための装置。





取材した日はあいにくの雨でしたが、bee gardenを囲むようにテーブルが配置されており、晴れている日はハチたちの姿や植物を見つつのんびり過ごせます。



このほか、テーブルの真ん中に植物が植えられている大きなテーブルや……



梅田の街を見下ろせる窓際の席。



窓際席にはコンセントも設置されていました。



4〜5人で座れるボックス席は蜂の巣をイメージしたという六角形のデザイン。ライトのデザインといい、まるっきりカフェのような雰囲気です。



メニューを注文するカウンターもウッディな作り。



サンドイッチやチョコレートなどの軽食も置かれていました。待つことしばらくすると……



本日の「プレミアムマルシェランチ(フリードリンク付き・税込1000円)」を受け取りました。プレミアムマルシェランチは、平日に社員向けのランチメニューとして提供されている一汁三菜の食事がそのまま土日は一般のお客さんに提供されるというもの。メニューは週替わりで、メインの食材を肉・野菜の2種類から選ぶことができます。



取材した日のプレミアムマルシェランチは、メイン料理が「悠然鶏チーズソース」



ストレスが少ない環境で飼料にもこだわって育てるという「悠然鶏」を食べてみたところ、ぷりっとしたかみ応えのある肉質。「鶏肉の味ってこんなに濃かったっけ……?」と思ってしまうほどに肉の味が感じられます。「チーズ」というとジャンクなイメージですが、このチーズソースは比較的あっさりとしたまろやかな仕上がりで、主役である鶏肉の味をしっかりと引き立てていました。



メイン料理の横に添えられているサラダは、滋賀県栗東市にあるヤンマーシンビオシスで水耕栽培で育てられた減農薬の葉物野菜で、シャキシャキとした食感から新鮮さがわかります。ドレッシングもヤンマーシンビオシスが栽培したたまねぎで作ったドレッシングとのこと。



副菜は「蓮根とくわいの明太シャリシャリマヨ和え」



蓮根とくわいは軽く揚げてあるのかサクサクした食感と香ばしさがあり、ねっとりとした山芋と明太マヨソースが絡んだ、色んな食感を楽しめる一品。



なお、それぞれの食材は生産した農家の人の顔がわかるようになっており、例えば上記の長芋は北海道の波・佐さんが作ったもの。「粘りが強く、肉質は緻密で、なめらかで甘いです。亜鉛が通常の長いもの2倍含まれています」とのことで、食材へのこだわりがひしひし伝わってきます。



「紅芯大根の甘酢漬け」も食べてみます。



紅芯大根の甘酢漬けは酸っぱすぎず甘すぎず、サラダ感覚で食べていけます。



色鮮やかな紅芯大根・キュウリ・らっきょなども入っており、ポリポリとした食感がグッド。



そしてご飯と具だくさんのみそ汁がついています。



みそ汁はキャベツや白菜などの野菜がたっぷり。



ご飯ももちもちです。お米もブランド・味にこだわっており、7つの農家の方から提供されたお米を使っているとのこと。



ヤンマーの新本社は2014年11月19日に竣工し、12階の社員食堂もその時に新たに作られたもの。それまでは地下にあった社員食堂が新しくなるということで、女性社員5人ほどが「食堂でどんなメニューを扱うべきか?」ということを決めるべくプロジェクトを立ち上げました。その中で、「栄養バランス」「お米へのこだわり」という2点を抑えたメニューはやはり「一汁三菜だろう」ということで、「プレミアムマルシェランチ」ができたとのこと。そして今回、社員食堂を一般公開するにあたって、「自分たちが最もこだわった1汁3菜のメニューを食べてほしい」ということで、「プレミアムマルシェランチ」が提供されるようになったわけです。

社員食堂の一般開放は新本社竣工の時から考えてはいたものの、これまでは社員食堂としての位置づけを定着させることに精一杯だったそうです。しかし、2017年の一般開放に向けて2016年夏頃から計画をスタートさせたとのこと。レストランなどとは異なり、社員食堂を一般開放するには消防の問題を解決したり当局の許認可が必要だったりと時間がかかったものの、2017年2月4日に予定されているオープンにこぎつけたそうです。

また、土日の一般開放では「プレミアムマルシェランチ(フリードリンク付で税込1000円)」のほか、社員が試食して最も人気だった「プレミアムマルシェカレー(サラダ・フリードリンク付で税込900円)」も提供されます。プレミアムマルシェカレーにはbee gardenで取れた蜂蜜のソースが付いています。なお、ヤンマーではムスリムフレンドリーなメニューも提供されていますが、記事作成時点で一般開放では提供されていません。ただし今後、提供される可能性もあるとのことです。



プレミアムマルシェランチは毎週土曜・日曜日の11時〜15時(ラストオーダー14時30分)までのオープンですが、2017年2月18日(土)はビルのメンテナンスのためクローズとなっています。