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おおっと、未来の調理家電ってこうなるのかな。

さまざまなパーツを自宅で制作できるとして好評な「3Dプリンター」。中にはプラスチックだけでなく金属や木材を射出して、産業用に使えるものまでありますよね。そんな3Dプリンターのラインアップに、食品を射出することで楽しく次世代クッキングが楽しめる『FOODINI』が加わりました。



『FOODINI』で射出(調理)できるのは、料理からあまーいお菓子までさまざま。複雑で制作に時間がかかる料理であっても、データを入れて待つだけで作れるのが3Dプリンターならではの強みでしょう。もちろん職人が本気を出せば美しくておいしい料理ができあがるのは当然ですが、「料理をより簡単に、楽しく」というのが本製品のコンセプトです。

射出できるレイヤーの厚みは食品によって異なりますが、3Dプリンタのノズル先端は0.5mm径となっています。これを使えば、びっくりするくらい薄いクラッカーだって作れるかも? また、射出する食品は自分で用意するシステムなので、いつでも新鮮な「作品」を食べることができます。

本体前面にはタッチパネルを装備し、こちらで食品のレシピを入力。食品の制作時間は数分から数十分までさまざまです。これは射出する素材や量、形によって大きく異なり、小さな食べ物ならば比較的素早く射出することができるのかもしれません。



さて、実際に制作物(というか料理)を見てみましょう! まずこちらは「マッシュ・ポテト・キューブ」。あのマッシュポテトも『FOODINI』にかかれば、なんとも不思議な形状に生まれ変わります。なんだか、プラスチックのおもちゃみたいですね。



そしてこちらはは美味しそうな「パンプキン・ニョッキ」。材料も形状も自分で好きなように選べるから、こんなスーパーにはちょっとなさそうなニョッキも簡単に作れます。これ、美味しそうですね〜。



さらに、大切な人へのメッセージを3Dプリントで描くこともできるんです。こういう繊細な表現は3Dプリンターの独壇場ですね。食べられるメッセージというのも、なかなか洒落が効いていて好きです。



『FOODINI』はすでに製造を開始しており、今後は一部の顧客から順次配送がスタートします。まだ価格は正確には決まっていないのですが、将来的には2000ドル(約23万円)程度にて販売される予定です。また、今後はより一般家庭でも使いやすい「クッキング・バージョン」も登場します。

SF映画では材料を放り込めば料理ができる不思議な装置がよく登場しますが、『FOODINI』がその第一歩になるのかもしれませんね。

文/塚本直樹

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