「花籠造形茶(はなかごぞうけいちゃ)」

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お湯を注ぐと花が咲く中国茶で、食卓を華やかに演出。ホテル日航成田の本館2階中国料理「桃李」では、1月から3種類の「工芸茶」(1ポット/800円)を販売している。

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茶葉を細工し花を組み合せて作られた、「見て楽しむことができるお茶の芸術品」といわれている「工芸茶」。見て楽しめ、香りに癒される一杯となっている。

「花籠造形茶(はなかごぞうけいちゃ)」は、中央に真紅の千日紅、それを包むようにジャスミンの花が花籠の持ち手を形づくる。「百合仙子(ゆりせんし)」は百合の花とジャスミンを包んだ美しい工芸茶で、百合のきりっとした風味とジャスミンのブレンドでさっぱりとした飲み口。「康乃馨仙桃(かーねーしょんせんとう)」は、ピンク色のカーネーションがふんわりと咲く、見た目も豪華な工芸茶となっている。

工芸茶は、熱湯を注ぐと実のような形に加工された茶葉の束のなかから花が開く。香りと見た目、味わいを楽しめ、中国料理の食卓を華やかに彩る飲料。手摘みの一枚一枚の茶葉を手で揉んで、一本の糸のように伸ばし、それを糸で束ねたなかに花を入れ、包み込むように円形に整えて作られる。

温めた耐熱性のガラス容器に工芸茶を一つ入れ、沸騰したてのお湯を注ぎ、蓋をして2分から3分待つ。ゆっくりと茶葉が開き、花が顔を出したら飲みごろとなる。

なんともロマンティックな「工芸茶」を、是非堪能してみて。【ウォーカープラス編集部/コタニ】