トランプ VS マドンナ、因縁対決まとめ

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マドンナと就任直後のトランプ大統領は25年以上前から対立関係にあった。現在も進行中のマドンナとトランプ大統領の戦いの歴史を振り返る。

ミュージシャン、そして、セレブとしてマドンナは常に自分の政治に関する意見を堂々と主張してきた。16年の大統領選挙ではヒラリー・クリントンの熱狂的な支持者として活動し、ドナルド・トランプを手厳しく批判してきた。マドンナのトランプ批判のピークは、就任式当日、1月21日の首都ワシントンで行われた女性の行進での情熱的で、賛否両論の演説中に迎えた。しかし、実際には両者は30年近く前から衝突していたのであった。

ラウンド 1
89年発売のタイム・アウト誌の巻頭インタヴューで、ボクシングの試合を観戦するために当時の夫のショーン・ペンと訪れたアトランティック・シティーのトランプ・ホテル・アンド・カジノに入場する際、無数のカメラを向けられたことをマドンナは明かしている。マドンナはプライバシーとセキュリティーへの配慮の欠如についてトランプ本人を非難していた。「どこに行けばいいの?何をすればいいの?ドナルド・トランプは信じられない男だわ。」と当時マドンナは語っていた。また、マドンナはこのマイク・タイソンとの試合ではリングサイドで頻繁に姿が目撃され、脇役のような役割も務めていた。その後、トランプはマドンナにもっと良い席を用意すると提案したものの、マドンナはゲスト(帯同していた記者)を置いてきぼりにすることを望まず口論に発展したようだ。

ラウンド 2
トランプが大統領を目指す考えを初めてマドンナが知ったのは90年代であった。インタヴュー・マガジン誌の取材で、当時不動産会社の御曹司であったトランプが大統領への立候補を検討していることが、初めて伝えられたのであった。「マーラと?でも、セックスしたことがあるなら大統領になれないわよ。それが規則でしょ。」とマドンナはジョークを飛ばしている。記者は現米国大統領のドナルド・トランプにはJFKになりたいという願望があり、また、「女たらし」であることを証明する必要があると指摘していた。また、記者が「トランプは権力のオーラを持っている」と示唆すると、マドンナはすぐに否定していた。「トランプは意気地なしだわ。」とマドンナは応じ、家族を優先する男と「助平」男が代わる代わる大統領に選ばれていると仄めかした。そして、「もっとハンサムな男はいないの?」と付け加えた。

偽りの愛
異性として興味がないことをマドンナが公言していた点を忘れてしまったのか、ドランプは1年後のニュースで自分とマドンナを赤い糸で再び結びつけようとした。トランプがマーラ・メイプルズと破局したと主張するタブロイド誌に対処していた時のことだ。ピープル誌のスー・カースウェル記者はトランプの事務所に電話をかけ、「ジョン・ミラー」と名乗るトランプの広報に取材を申し込んでいた。この「ミラー」なる人物は、マドンナのような「重要で、美しい女性」から「クライアント」のトランプに毎日のように誘いがあると記者のカースウェルに話していた。トランプの知人、そして、メイプルズは共にジョン・ミラーがドナルド・トランプ本人である点をカースウェルに認めた。

首都ワシントンでの行進 ― そして、その余波
女性の行進でマドンナは大勢の参加者に向けて力強い演説を行った。しかし、この演説での1つの発言が、保守派のウェブサイトから怒りを買ってしまう。この発言の暴力性にのみスポットライトが当てられていた。「そう、私は怒っています。激しい憤りを感じています。ホワイトハウスを爆破することを何度か考えたことがあります。しかし、そんなことをしても何も変わらない点は分かっています。希望を捨ててはいけません。」
その後、マドンナはこの発言が選挙の結果を受けて、希望と絶望感の違いを問い質す意図だったと説明し、自分の発言は比喩であり、暴力を推奨する目的は決してなかったと主張した。ニュート・ギングリッチ共和党議員は報道陣に対してマドンナは逮捕されるべきだと述べ、また、テキサス州のラジオ局はマドンナの「非アメリカ的な感情」を理由にマドンナの楽曲の取り扱いを中止した。当然だが、トランプ大統領はフォックス・ニュースのシーン・ハニティーとのインタヴューで批判を展開している。「マドンナは恥知らずだ。」とトランプは語った。「マドンナは自爆したね。大義の全てを傷つけたと思うよ。我が国にとって、マドンナの発言は恥ずべきことだ。」