春節のお祝いムードに包まれている中国だが、独立志向を持つ民進党・蔡英文政権の台湾に対するけん制は「年中無休」のようだ。中国メディア・環球時報は28日、蔡総統が27日にツイッター上で発したメッセージに対し、ネットユーザーから「売国奴」などの罵声が噴出したと報じた。(イメージ写真提供:123RF)

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 春節のお祝いムードに包まれている中国だが、独立志向を持つ民進党・蔡英文政権の台湾に対するけん制は「年中無休」のようだ。中国メディア・環球時報は28日、蔡総統が27日にツイッター上で発したメッセージに対し、ネットユーザーから「売国奴」などの罵声が噴出したと報じた。

 記事は、蔡総統が大晦日にあたる27日にツイッター上で”From the people of Taiwan, we wish everyone a bright and prosperous Year of the Rooster.”という英語と「日本の皆様、今年は実のある素晴らしい一年となりますよう、心よりお祈り致します。」という日本語による春節の祝賀メッセージを発信したと紹介。

 これに対してネットユーザーから多くの批判が寄せられたとし、「中国の新年なのに、どうして中国語表記しないのか」、「日本人は春節を祝わないのに日本語を使ってどうする」、「売国奴」といったコメントがあったとした。28日には台湾総統府が「ツイッターでは日本語ユーザーが全体の3分の1を占めている。すべてのユーザーにお祝いを発信したいという総統の意向だ」と釈明を発表したが、この釈明にもネットユーザーから「蔡総統のファンはみんな中国語を話さず、日本語を話すのか」という罵声が飛び出したことを伝えている。

 さらに、民進党寄りとされる台湾メディア・自由時報が28日に「蔡総統への批判はみな中国大陸のネットユーザーによるもの。『中国人』は家に帰ってスモッグ対策をしていればよい」との意見を発表して波紋を呼んだことを併せて報じた。

 同じツイートに中国語を含めなかったことについて、蔡総統がどこまで意図的なものを持っていたかは定かではない。いずれにせよ、国や地域のトップは、ほんの些細な事でも世論が敏感に反応する可能性があり、慎重に慎重を重ねてメッセージを発信する必要があるようだ。(編集担当:今関忠馬)(イメージ写真提供:123RF)