29日、環球網によると、国連が旧暦の大みそかに中国版ツイッター・微博のアカウントでつぶやいた内容に批判が集まった問題で、ツイートがすでに削除されていることが分かった。写真は国連。

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2017年1月29日、環球網によると、国連が旧暦の大みそかに中国版ツイッター・微博(ウェイボー)のアカウントでつぶやいた内容に批判が集まった問題で、ツイートがすでに削除されていることが分かった。専門家はこの対応を評価している。

微博の国連公式アカウントは、旧暦の大みそかにあたる27日、「皆さん、年越し料理は食べましたか?きっと豊富なごちそうだったことでしょう。しかし、ご存じでしょうか。全世界では8億人もの人が飢餓に苦しみ、さらに8億人の人が貧困で苦しんでいます」などとつぶやいた。さらにその後、「新春の花火を打ち上げているこの時、皆さんに別の世界をお見せしましょう」とツイートして、紛争地域の動画を掲載した。

国連によるこの二つのツイートに対して、中国のネットユーザーからは「年越し料理と世界の飢餓問題を同列に扱うなんておかしい」「年越しに合わせてツイートする内容じゃない」など、批判コメントが殺到。また、「なぜクリスマスではなく、中国の新年に合わせてこれをつぶやいたのか」「米国人に見せてくれ。(貧困や紛争は)中国が引き起こしたことではない」など、中国に対する差別だという意見も少なくなかったという。現在、二つのツイートはすでに削除されているが、国連が自ら削除したのか、あるいは削除されたのかは分かっていないそうだ。

北京大学の張頤武(ジャン・イーウー)教授は環球時報の取材に対して、「仮に国連が問題のツイートを自ら削除したのであれば、それはあるべき態度であり、適切な方法だと思う」とコメント。「国連のツイートはもともと善意の呼び掛けであり、貧困にあえぐ人々への注目を呼び掛けることは何の問題もない」としながらも、つぶやいた日時に問題があるとし、特に新年のお祝いの食事と飢餓に苦しむ悲惨な子どもの写真を並べて掲載したことについて「中国人にとっては良い気持ちのするものではない」と指摘した。また、「この問題を教訓に、今後、国際機関は現地の文化や伝統を十分に考慮してほしい」としている。(翻訳・編集/北田)