NASAが発表したボーイング・スターライナーの新しい宇宙服がまるでスタンリー・キューブリック監督の『2001年宇宙の旅』みたい! レトロモダンな感じのするこの宇宙服、どんなものなんでしょ?


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Still image from ”2001: A Space Odyssey” image: TM & Warner Bros


こちらが映画『2001年宇宙の旅』のもの。


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image: Executive Replicas


そしてこちらは映画をもとに作られたトイ。


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image: Boeing


そしてこちらは今回発表されたボーイング・スターライナーのためにデザインされた宇宙服を着たクリストファー・ファーガソン宇宙飛行士。

かなり似ていますよね! 『2001年宇宙の旅』のもののほうがヘルメットが大きく、バイザー部分が曲面で、対するスターライナー宇宙服はアポロ計画時代からのドーム状のバイザーとなっています。でももちろん見た目だけの宇宙服ではありません。

「宇宙服でいちばん重要なのは、使用者を生存させつづけることにある」とプレスリリースで語るエリック・ボー宇宙飛行士。「とても軽くなっており、より体にもぴったり、そしてよりシンプルになっています。これは常に良いことです。複雑なシステムは壊れる方法も沢山あるから、こういうものに関してはシンプルなもののほうがベターなんです」とも語っています。


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image: Boeing


気のおかしくなったコンピュータから身を守る手段が備わっているかどうかは説明されていませんが、国際宇宙ステーション(ISS)に宇宙飛行士を運ぶためのスターライナーでの環境には十分に対応した宇宙服となっています。新たな機能として、ヘルメットがスーツに一体化、タッチスクリーンも操作可能なグローブ、内蔵換気システムなども。


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image: NASA/Boeing


ボーイングは宇宙服の細部に関しても気難しかったようで、宇宙飛行士たちは、スターライナーのモックアップを昇り降りしたりとジャザサイズ(ダンスエアロビクス)的な儀式をさせられ、着心地と柔軟性をテストしなくてはいけなかったんだとか。

NASAのコマーシャル・クルー・プログラム(Commercial Crew Program)の宇宙服サブシステム・マネージャーであるRichard Watson氏は「この宇宙服は宇宙船の生命維持装置の緊急時バックアップとしても機能します」と語っています。「もしミッションどおりにすべて完璧にいけば、宇宙服は必要ではありません。コックピットの側に消化器があるのと同じようなものです。もし必要な時には有用なものでなければいけないのです」とのこと。


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image: Boeing


新たな宇宙服のお陰で、古くかさばる「打ち上げ・突入スーツ(Launch Entry Suit、スペースシャトル打ち上げ時に乗組員が着ているオレンジ色のスーツ)」ももう必要ではなくなります。でも、かっこいい宇宙服は憧れちゃいますよね。最後に宇宙時代のEDMに合わせて宇宙飛行士たちがポーズを決める動画をどうぞ。



動画はYouTubeチャンネルNASAKennedyより。


・なんでSF映画に登場する宇宙人はヒューマノイドタイプなの?


top image: Boeing
source: NASA, Geekwire, YouTube

Rae Paoletta - Gizmodo US[原文]
(abcxyz)