清水富美加と松井玲奈、漫才コンビに初挑戦

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女優の清水富美加(22歳)と、元SKE48の松井玲奈(25歳)が漫才コンビに初挑戦した映画「笑う招き猫」が、4月29日より公開されることが決定した。また3月より、映画に先駆けて同作のテレビドラマシリーズ(全4話)も放送される。

本作の原作は、小説すばる新人賞を受賞した山本幸久の同名人気作(集英社文庫刊)。若手漫才コンビ“アカコとヒトミ”がお笑いの世界で奮闘し、挫折しながらも固く結ばれた女の友情のもと夢を追いかける青春物語だ。映画は「荒川アンダー ザ ブリッジ」の飯塚健監督がメガホンを執る。

主演を務める清水は「1つの夢に向かっていく事はとても輝かしいですが、現実はそんなに甘くない、悩みも不安も絶えない。そんな中でどうするのか見つけてゆく、選んでゆく。ただワイワイしてるだけではない人生を描いている所がこの映画の魅力の1つだと思います。『わー、大変そう、撮影前からもう辛い』というのが、台本を読んだ時の正直な感想です。漫才をやるということ、体を張ったり色んな顔を見せなきゃいけないこと、セリフのあまりないシーンで淡々と過ごすという苦手なシーンも沢山だったからです。でも飯塚監督と松井玲奈ちゃんがいてくれて本当に良かったです」とコメント。

松井も「まさか自分が漫才師を演じるなんて、お話を聞いた時は不安しかありませんでした。でも、最初の台本を読んだ時には爆笑していました。撮影が始まるかなり前から漫才稽古を始めて、相方の清水さんと漫才ができたことは、とても貴重な経験です。毎日ワイワイとした現場で、学生時代に暗い思い出しかない私にとっては、個性的なキャストさんに囲まれて遅れて来た青春みたいでした。ドラマから映画まで続けて見て、笑って泣いていただきたいです」とコメントを寄せた。

また、脚本も手がけた飯塚監督は「とあるナイター撮影時、思い詰めた様子で清水さんが近寄ってきました。けれど、じっと僕の顔を見つめるばかりで、なかなか口を開きません。こりゃ何か芝居の相談に違いない、と思い促してみても、押し黙ったまま……と次の瞬間、いきなり鼻に触れられました。『監督、ゴミ付いてたんで』と。……ええ。彼女は鼻●●を取ってくれたのです。その時、『この映画いける』と思いました。また、松井さんとは昨年春のドラマに続き、二度目の仕事となるのですが、髪を切り、金色に染めてくれ、眉毛の一部を失い、ごく近くで爆破され、時には鮮魚も抱きしめてくれました。……ええ。それはもう、相当に体を張ってくれたのです。その時、『この映画いける』と思えました。映画の題材として最も手を出してはいけないものの一つ、それが漫才だと思います。が、そんな不安も二人と共に芝居を作っていくにつれ、払拭されました。また、原作から異常に飛び出ることを深く広い懐でお許し頂いた山本さんにも感謝しております。毛色のまったく違うドラマ版と合わせて、楽しんで貰えたら嬉しいです」と、撮影を振り返った。

さらに原作者の山本幸久氏もコメントを寄せ、「驚いた。自分が書いた小説の主人公ふたりが、銀幕の中で漫才をしているのだ、驚かないほうがどうかしている。見た目はずっと可愛いしスマートだ。漫才もうまくておもしろい。でも松井玲奈さんと清水富美加さんは紛れもなくアカコとヒトミだ。原作者冥利に尽きる。監督をはじめキャストおよびスタッフの方々にひたすら感謝」とつづっている。

なお、テレビドラマ版はMBS/TBSのドラマイズム枠で全4話放送。ヒトミとアカコが芸人として奮闘する日々を描くアナザーストーリー的な内容で、「既存のフォーマットに捉われない斬新な構成のドラマになります」とのことだ。放送はMBSで3月19日から、TBSで3月21日から。

☆「笑う招き猫」ストーリー

高城ヒトミ(清水富美加)と本田アカコ(松井玲奈)は、「アカコとヒトミ」という結成5年目の売れない女漫才師。今日も小劇場の片隅で、常連客に向けて漫才を披露する毎日。

そんなある日、いつもネタ合わせをしている河川敷で、ヒトミの自転車を盗もうとしている中学生を捕まえてから二人の冴えない運命が回り始める。初めてテレビのバラエティ番組出演が決まったり、番組出演をきっかけに大学時代の旧友と再会したり…。

漫才師として売れる兆しが見えてきた二人だが、とある事件をきっかけに糸が切れた凧のように飛んでいきそうになってしまう。

果たして「アカコとヒトミ」にはどんな未来が待っているのか!? 27歳、素直になれない女のちょっと遅めの青春ドラマだ。

映画「笑う招き猫」は4月29日、新宿武蔵野館ほか全国ロードショー。