見落としがち。常備菜をつくるときの注意点を、管理栄養士が解説

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昨年に発表した『オリコン 2016年 年間“本”ランキングの料理・グルメ部門』では『「つくおき 週末まとめて作り置きレシピ(nozomi著 /光文社/2015年10月発売)が期間内に46.6万部を売り上げ、上半期に続き年間でも自身初の1位を獲得したとのことで、“作り置きおかず」”を使った簡単で美味しい料理が注目を集めています。

しかし作り置きおかずは便利な反面、衛生管理を怠ると思わぬ食中毒事故を招きかねないというリスクもあります。

そこで、今回は調理師専門学校にて“食品衛生学”の講義をしている筆者が、“常備菜をつくるときの注意点”についてをお伝えしていきます!

生野菜はしっかりと水気を切ること

野菜サラダの常備菜を作る際に、しっかりとよく洗うことは良いことなのですが、水気が残っていると雑菌の温床となります。サラダ用の水切りカゴを使用したりペーパータオルを使用したりするなどして水気をなるべく限り残さないようにしましょう。

根菜類はしっかりと洗って使う

根菜類は主に加熱して使用することが多い食材ですが、根菜類には加熱にも強い芽胞形成菌である“ウェルシュ菌”が付着していることも。

根菜類を使用する際には表面をよく洗い、また加熱調理をした後は常温でそのまま放置せず、粗熱が取れたら冷蔵庫で冷やすなどして菌の繁殖を防ぎましょう。

非加熱の食材はなるべく素手で扱わない

常備菜や作り置きおかずのように、すぐには食べない料理を保存容器に移し替える際には、なるべく素手で扱わないように気を付けましょう。

手には見えない雑菌が付着しており特に化膿した傷には黄色ブドウ球菌という食中毒の原因菌が潜んでいることがあります。

菜箸やビニール手袋を使用するなどして、衛生的に容器に移し替えましょう。

いかがでしたか? 常備菜は便利ですが、充分に注意しないと食中毒を起こし体調を損なう原因にもなりかねません。

お家でもしっかり衛生管理に注意して簡単で美味しくて安全な常備菜生活を楽しみましょう!

【参考】

男性や高齢家庭にもニーズ 『つくおき 週末まとめて作り置きレシピ』nozomi著 - フジサンケイニュース

※ 食中毒予防の3原則 - 川崎市HP

【画像】

※ monofaction / shutterstock

【筆者略歴】

食育子

管理栄養士。学生時代に太っていた事がきっかけで食に興味を持ち、管理栄養士の道へ。病院栄養士の経験を経て独立。現在は栄養専門学校講師やラジオMCなどを務める。