鹿島に加入した(左から)レオ・シルバ、ペドロ・ジュニオール、レアンドロのブラジル人トリオ

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 王者に最強の助っ人が加わった。鹿島アントラーズに加入した新外国人選手4人の中でも、新潟から完全移籍で獲得したMFレオ・シルバは14年のJリーグベストイレブンに選ばれるなど、その実力は折り紙付き。J屈指のボランチは「自分が今まで見せてきたパフォーマンス、あるいはそれ以上のものをこのクラブにもたらし、タイトルを増やしていきたい」と力強く誓った。

 13年の新潟加入後、過去4シーズンでJ1通算122試合出場16得点。豊富な運動量とボール奪取力で中盤を引き締め、果敢な攻撃参加で攻守に存在感を発揮するダイナモは「優勝しか考えていない」と、日本でいまだ手にしていないタイトル獲得のため、新天地への移籍を決断した。

「ピッチでいかにチームメイトのために汗をかき、チームの勝利に貢献できるか。今までやってきたことが評価されてここに来たと思うが、その質を上げることを怠ってはいけない。自分が目立とうとするのは間違った判断。チームが目立てば、自然と自分の仕事も目立つ形で示されると思う」

 フォアザチームの精神はFWペドロ・ジュニオールも同じだ。07年に来日後、大宮、新潟、G大阪、FC東京、神戸でプレーし、J1通算119試合40得点を記録。抜群のスピードとドリブルでチャンスメイクし、高い決定力でゴールも陥れる万能アタッカーは「鹿島でプレーできることをずっと夢見てきた。その夢を実現することができてうれしく思っている」と、高ぶる感情を口にした。

 昨季は神戸で29試合出場11得点。同時にチームメイトのFWレアンドロが得点王を獲得し、「チームメイトを得点王に導くことができた。アシストできる状況ならアシストするし、得点しないといけないところでは決める。落ち着いて集中して、チャンスに決めるのが自分の武器でもある」と、ゴール&アシスト量産に自信を見せた。

 ともにJリーグでの実績は十分で、戦力として計算が立ちやすいのはもちろん、「新加入でクラブに入る際はチームメイトの特徴を把握するのに時間がかかるが、これまで対戦もしてきて、仲間の特徴は事前に分かっている。サッカーの面ではチームに溶け込みやすい」(レオ・シルバ)のも大きい。

 レオ・シルバが「強いチームに加わって、さらに強くしないといけない義務がある」と言えば、ペドロも「即戦力として期待されている選手が新たな力を加え、鹿島アントラーズをさらに強くすることができると思う」と頼もしい。「目標は全タイトルの獲得」(ペドロ・ジュニオール)。Jリーグ連覇、そして悲願のアジア制覇へ、王者が盤石の態勢を整えた。

(取材・文 西山紘平)


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