トレンドが出ている時にそのトレンドに沿って売買するのが「順張り」。トレンドの流れに逆らって反対に売買する取引が「逆張り」。王道は順張りでの取引で、逆張りはやや上級者向き

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順張り、逆張り、損切りのポイント、雇用統計の発表、シストレなどなど、マスターしておきたい単語やテクニックが満載。勝つために重要なポイントとは

◆【テクニック編】テクニックを磨くには!

 実際に取引をするようになって、悩むポイントが出てくるはず。そんなFX取引のテクニックでの悩みを解き明かしていこう。

◆順張り? 逆張り?どっちが勝ちやすい!?

[悩み]「順張りのトレードでいつも乗り遅れてしまう。逆張りのトレードでは常に失敗する。対策はありますか?」

「個人投資家は全部を完璧にやろうとしてしまう。テニスでラブゲームを狙ったり、野球で完全試合を目指すようなものです。全部を完璧にできたら気持ちよいですが、できることをしっかり固めること」(個人投資家の田向宏行氏)

 そのためには、順張りから始めてみるのが得策だ。

「まずは、順張りで入るタイミングを見計らってみましょう。トレンドが出ている最中に、そのトレンドに沿ってエントリーをして取引する。これが一番基本のやり方で、テニスで言えば来た球を打ち返す方法です」(プロトレーダーの西原宏一氏)

 順張りでエントリーする際にオススメなのはブレイクアウト。

「トレンドが継続していて新高値、新安値を更新したとき。いわゆるブレイクアウトのときです。もしくは、少し時間を置いて一旦戻りを待ってエントリーする方法もありますが、ちょっと戻りのタイミングをどう判断するかが難しいかもしれません。順張りだけを考えるならば、ブレイクしたときがわかりやすいと思います」(為替ディーラーの井口喜雄氏)

 まずは、順張りでブレイクアウトを狙う。初歩のトレードをお試しあれ!

◆大事な指標の発表時、どう取引する!?

[悩み]「重要な指標の発表時にいつもやられてしまう。天井で買って損をして、ドテンして売っても利益が出ない。どうしたらよいでしょうか?」

 月に1度のお祭りイベントである雇用統計。失業率と非農業の企業がどれだけ人を雇ったかの数字がわかり、アメリカの景気を占う指標だ。

「正直、初心者は指標で取引するのは難しいと思います。というのも、ヘッジファンドでは指標の内容の数字を瞬時に読み取って、注文を出すシステムが組み込まれています。個人投資家は内容を読み取って判断して注文を出して……とやっている間に2歩も3歩も先に進んでいる。打ち勝つのは並大抵のことではありません」(西原氏)

 個人投資家はヘッジファンドの独自のアルゴリズムよりも素早く取引する必要性があるのだ。しかし、それ自体は非常に困難な話である。

「雇用統計など重要な指標のときはスプレッドも広く設定されています。正直、このイベントでのトレードは反射神経勝負な面があるのも事実です。そもそも明確なストーリーを描けていなければ取引するべきではないと私は思います」(井口氏)

 初心者のうちは「イベントではポジションを持たないこと」を鉄則にして置いたほうがよさそうだ。

[悩み]「トレードをしていない時に限って大きく値動きがあり『しまった!!』と悔しくなる。あとから手を出すと大体負けてしまう……」

 自分がポジションを持っていないときに限って大きく動くのは“あるある”だがどう対処すべきなのだろうか。

「実際に取引をするときは、短期的な値動きだけで判断するのは非常に危険です。本来、じっくり分析した後でポジションを持つべきだと私は思いますね」(田向氏)

 取引を考えるとき、じっくり悩んで作ったポジションは決済も慎重になる。慌てて作ったポジションは長続きしないのだ。

「戦略もない状態でむやみに取引するのは少し危険ですね。重要な指標などが出た後も、同じなのですが……。動いた後すぐに取引するのではなく、ゆっくり見回して2〜3時間経ってから改めてエントリーするのでも遅くないと思います。チャンスはいっぱいありますからね」(井口氏)