岡山の両備バスは、関東バスと共同で東京・大阪間 2万円(2月18日までは1万8000円)の完全個室夜行バス「DREAM SLEEPER(ドリームスリーパー)東京・大阪号」を1月18日から運行開始しました。

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「ドリームスリーパー東京・大阪号」の特徴は、業界初の「完全個室」夜行バスである点です。11席の完全個室シートは天井まで壁で仕切られた完全個室仕様になっています。

完全個室仕様と道路運送車両法の保安基準を両立するために、全個室にカメラを設置、運転席のモニターから全個室内の様子を目視できるようにしています。保安基準では、ワンマン運行のバスは車室内を運転席から目視でなければいけないという規制があるからです。ただし、乗客のプライバシーを確保するために、座席に乗客が着席している状態では運転席のモニターには画像が映らないように工夫されています。

もうひとつ「ドリームスリーパー東京・大阪号」で特筆すべき点は、新幹線のグリーン車に匹敵する2万円という運賃です。この2万円という運賃について、両備バスでは、新幹線の運賃とホテル代を負担することを考慮すれば、夜間出発・早朝到着で時間を有効に使えるという夜行バスのメリットで十分にペイできるとしています。

両備バスは「ドリームスリーパー東京・大阪号」の前にデラックス仕様で高運賃の「ドリームスリーパー横浜・広島号」を運行しており、その運行実績から、高運賃でも予約が埋まったということで、相応の設備であれば高運賃の夜行バスは乗客に受け入れられる見込みがあるとしています。

「ドリームスリーパー東京・大阪号」のデラックス仕様は、ムアツ・クッションを使用したゼロ・グラビティ・シートを筆頭に、温水洗浄トイレ、パウダールーム、プラズマ・クラスター・イオン発生機、無料Wi-Fi、AC・USB電源、4チャンネルマルチ快眠音楽、調光照明、カーペット敷き詰めの床面、と盛り沢山になっています。

「ドリームスリーパー東京・大阪号」の運行開始第1便が東京から大阪に到着した様子は関西ローカルテレビのワイドショーで放送され、インタビューを受けた第1便の乗客によると「乗心地は満足でき、運賃には納得している」とのことでした。

いままでの夜行バスは、低運賃を売りにしてきましたが、高運賃・デラックス仕様の「ドリームスリーパー東京・大阪号」が今後どのような運行成績を残すことができるのかが気になるところです。

(山内 博・画像:両備バス)

東京・大阪間「2万円」の完全個室夜行バス、ドリームスリーパー東京・大阪号の狙いとは?(http://clicccar.com/2017/01/29/439528/)